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東京都知事は地方出身者が多い。関西復権のヒントとは?

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67歴代東京都知事(戦後)

 歴代東京都知事 東京都出身 地方出身
安井誠一郎(1947~1959) 岡山県出身
東瀧太郎(1959~1967) 大阪府出身
美濃部亮吉(1967~1979) 東京都出身
鈴木俊(1979~1995) 山形県出身
青島幸男(1995~1999) 東京都出身
石原慎太郎(1999~2012) 兵庫県出身
猪瀬直樹(2012~2013) 長野県出身
舛添要一(2014~2016) 福岡県出身
小池百合子(2016~) 兵庫県出身

歴代都知事の出身都道府県の人数(合計9名)

  • 東京都出身  2名
  • 兵庫県出身  2名
  • 山形県出身  1名
  • 大阪府出身  1名
  • 長野県出身  1名
  • 岡山県出身  1名
  • 福岡県出身  1名

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コメント

前後の東京都知事の出身地を集計すると、9名中、東京都出身者2名と少ない。

東京の有権者は地方出身者が多く、東京都出身者というだけでは、知事選で有利にはならないのかもしれない。

また、キャリア国家公務員や上場企業社員は、5年~10年で転勤することが多く、一度や二度は地方に転勤になる。

そのため、優秀な人の家族は、数年程度は地方で生活することが多い。

「東京生まれ、東京育ち」の人の家庭は、自営業者、地方公務員が多い。

もちろん、企業経営者などの富裕層の中にも「東京生まれ東京育ち」がいるが、人数的には圧倒的に少ない。

結論

結局、関西が発展するには、関西圏以外からも優秀な人材を集める必要がある。

例えば、阪急の創始者「小林一三」氏も、山梨県出身者だし、当時道幅6mの御堂筋を現在のように拡幅し、地下鉄御堂筋線を建設した「関一」大阪市長も静岡県出身だ。

最近、関西以外のホテルチェーンが大阪に数多く出店しているが、それは、大阪がビジネス的に魅力的な都市と評価されていることで歓迎すべきだと思う。

ただ、ホテルの名前が「〇〇ホテル大阪淀屋橋」「○○ホテル大阪本町」と、関西人からすると多少違和感のあるネーミングが多い。

しかし、それも、大阪市内のビジネスホテルに宿泊するのは関西圏以外の人が多いのだから、わかり易いネーミングになるのも仕方ない。

むしろ、「東京銀座」のように「大阪の地名」が全国区になりつつある現象だと思う。

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