JR大阪駅「時空の広場」
「梅田ダンジョン」とは、大阪市北区のJR大阪駅を中心とした日本最大級の地下街のことで、増改築が繰り返され複雑な構造になっており、大人でも迷子になる現代の迷宮とも言われる。
「新宿駅」の地下街の総面積は約10万㎡で日本1位、「大阪・梅田駅」は7.7万㎡で日本6位となっているが、これは「法律上の公道の地下に設置された商業施設の面積」の比較でしかない。
地下街と一体化した商業ビルの地下フロアの面積が含まれていない。
商業ビルの地下フロアの面積も含めると、「大阪・梅田駅」が日本最大級の面積の地下街と言えるかもしれない。
当ブログの試算では、駅構内を含め、商業フロアの地下1階・地下2階・地下3階などの階層の面積を合計すると50万㎡以上になると思う。
2023年春、現在のJR大阪駅の北西に「JR大阪駅(地下駅)」が開業し、梅田ダンジョンはさらに拡大することになる。
梅田ダンジョンで「大人」も迷子になる理由
- 地下街にもかかわらず、坂があるから、地下1階を歩いているうちに、知らない間に地下2階や地下3階にいたりする。
- 地下街の分岐が直角でないことが多く、2~3回曲がると方向感覚がなくなる。
- 数ヵ月ごとにリニューアルされ、以前通行できたルートが通行できなくなる。逆に新ルートができたりする。
- 接続する駅が多く、しかも駅名が統一されていない。JR「大阪駅」・阪急「大阪梅田駅」・阪神「大阪梅田駅」・大阪メトロ御堂筋線「梅田駅」・大阪メトロ「東梅田駅」・大阪メトロ「西梅田駅」・JR東西線「新地駅」・2023年春には「JR大阪駅(地下駅)」が接続する。
- 駅からどの改札口を出るかによって行先が違う。例えば、阪急電車「大阪梅田駅」には2階と3階に改札口があるが、2階改札口を出ると地下1階へ行く人の流れに乗ってしまう。3階改札口を出ると地上1階に行くことになる。
- JR大阪駅南側のエスカレーターは2階分の長さで、地下1階から直接地上2階に行ってしまう。
なぜ、定期的に「梅田ダンジョン」は話題になるのか?
初めて挑戦した勇者が「梅田ダンジョン」の難易度の高さに、SNSなどに書いてしまうので定期的に「梅田ダンジョン」が話題になる。
2019年12月5日リニューアルにより「泉の広場」は撤去され、新たにLED照明の「WATER TREE」が設置された。
旧「泉の広場」は「セーブポイント」と言われてきたが、新しい「WATER TREE」もダンジョン感がある。
初心者なら、「JR大阪駅(時空の広場)」→「ルクア(JR大阪駅北側)の地下」→「WATER TREE(旧 泉の広場)」に挑戦してみるといいかもしれない。
新宿駅地下街(東京)が日本最大?
順位 | 所在地 | 面積 |
1位 | 新宿駅(東京) | 104,500㎡ |
2位 | 名古屋・栄駅 | 84,100㎡ |
3位 | 名古屋駅 | 82,400㎡ |
4位 | 長堀橋駅(大阪) | 81,800㎡ |
5位 | 横浜駅(神奈川県) | 80,600㎡ |
6位 | 大阪・梅田駅 | 77,000㎡ |
7位 | 東京駅(八重洲) | 64,300㎡ |
8位 | 川崎駅(神奈川県) | 56,900㎡ |
9位 | 札幌・大通駅 | 47,900㎡ |
10位 | 大阪・なんば駅 | 45,000㎡ |
出典 日経新聞 https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK0602G_X00C11A9000000/
「新宿駅」の地下街の総面積は約10万㎡で日本1位、2位は栄駅(名古屋)で8万4000㎡、3位は名古屋駅で8万2000㎡、「大阪・梅田駅」は7万7000㎡で日本6位となっている。
しかし、詳しく見ると「大阪・梅田駅」地下街の面積は「ホワイティうめだ」と「ディアモール大阪」の合計でしかない。
実際は「阪急三番街」「ルクア」「ルクアイーレ」「グランフロント大阪」「リンクス梅田」「阪急百貨店」「阪神百貨店」「阪急メンズ大阪」「HEP FIVE」「大丸」「ヒルトンプラザ イースト」「ヒルトンプラザ ウエスト」「ハービス」「ハービスエント」「ブリーゼブリーゼ」「大阪駅前第1ビル」「大阪駅前第2ビル」「大阪駅前第3ビル」「大阪駅前第4ビル」「大阪富国生命ビル」「清和梅田ビル」「ドージマ地下センター」など無数の商業ビルの地下フロアとつながっている。
したがって、単なる「地下街」の面積の合計だけでなく「商業ビルの地下フロア」の面積を合計すると「梅田ダンジョン」が「日本最大級」と言っていいと思う。
当ブログの試算では、駅構内を含めると50万㎡以上になると思う。
2023年春「JR大阪駅(地下駅)」開業でさらに拡大
写真の突き当りがJR大阪駅(地下ホーム予定地)
2023年春に、現在のJR大阪駅の西北に「JR大阪駅(地下駅)」が開業し「梅田ダンジョン」はさらに拡大する。
こういう「突き当り」もダンジョンぽい。
2024年から「うめきた2期」が順次開業
「うめきた2期」(出典 三菱地所 2018年5月時点)
2024年に「うめきた2期(17ha)」が街びらきし、2028年にかけて順次開業する。梅田ダンジョンはJR大阪駅を中心に東西南北と全方位に広がる。
大阪人でも迷子になるルート(取り扱い注意)
大阪に詳しいはずの「大阪人ブロガー」が「これは絶対に無理」と諦めた新ルートを紹介します。
目的地に、地下から行こうとしたが「梅田ダンジョン」で本当に遭難した。そして、登頂を断念し地上に避難したのだった。
大人でも迷子になるかもしれないルート
スタート地点「JR大阪駅 時空の広場」
- JR大阪駅の「時空の広場」を出発点とし、JR大阪駅北側の商業施設「ルクア」の地下に行く。
- 地下だけを通って、下の写真のゴール地点のカフェまで行く。
- もちろん、地上に出てはいけない。
- 遭難しても自己責任です。
- 地上ルートなら簡単に行ける。しかし地下から行くと、なぜか行けない。まさしく「梅田ダンジョン」。
- 一番下に、カフェの名前が分かる「ネタバレ写真」をアップしています。
- 但し、カフェの名前が分かっていても、地下ルートでは迷子になるかもしれない。
ゴール地点「カフェ」
ゴール地点のヒント
この建物の東側50m~100mくらいがゴール地点
人生で初めて「梅田ダンジョン」で遭難し地上に避難した。そして、地上ルートからゴール地点に行って、アイスコーヒー(500円・2018年時点)を飲んだら、店員さんのサービスもよく居心地が良かったので、OKだった。
(ほぼ)人類未踏峰ルートに挑戦した自分を自分で褒めてあげたい。
ゴール地点付近の地下街「ホワイティうめだ」の様子
(最近 出口に772という番号が表示されるようになった)
ゴール地点のカフェへ行く地下通路
矢印の方向に行くとエレベーターがあり、直接ホテルのロビーに出る。
エレベーター付近の様子(2018年撮影)
ゴール地点のカフェ
2018年11月に新しく開業したホテル「イビス大阪梅田」の1Fのカフェ「COOK PARK(クックパーク)」でした。
ランチのハーフビュッフェの様子(2018年撮影)
テーブルが広いので「ノートPC」を広げても十分作業できるし、開業したばかりなので人が少なく隠れ家的でいい。
2019年12月現在のメニュー
挑戦する人は自己責任でお願いします。