横浜みなとみらい21
横浜市がIRに立候補する理由
横浜市の人口は374万人で、大阪市の274万人よりも100万人も多い。
また横浜駅近くの「横浜みなとみらい21」など再開発も順調に思える。
その横浜市がなぜIR設置に動いているのか?
横浜が人口減少?
横浜市のHPには「人口減少社会の到来」とし、「横浜市の人口が2019年をピークに横浜の人口が減少に転じる可能性」を記載している。
引用 横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/hoshin/4kanen/2018-2021/chuki2018-.files/0034_20190307.pdf#search=%27%E6%A8%AA%E6%B5%9C+%E4%BA%BA%E5%8F%A3+%E6%B8%9B%E5%B0%91%27
横浜から東京や川崎に人口が流出
出典 横浜市
都市 | 人口流出(平成29年中) |
東京区部へに流出人口 | △4,221人 |
川崎市へ流出人口 | △1,136人 |
昼間に人口が減少する横浜
夜間人口 | 昼間人口 | 市内総生産 | 面積 | |
大阪市 | 274万人 | 354万人 | 20兆4392億円(名目 平成29年度) | 223平方キロ |
横浜市 | 374万人 | 341万人 | 13兆5596億円(名目 平成28年度) | 437平方キロ |
名古屋市 | 232万人 | 258万人 | 13兆3071億円(名目 平成28年度) | 326平方キロ |
出典「大阪市」「横浜市」「名古屋市」
まとめ
写真で見たり、人口で比較すると「横浜市(374万人)」の方が「大阪市(274万人)」よりも都会のように思える。
出張もなく地元で暮らしている関東人は大阪に10年に1回も来ないので、テレビなどでしか大阪の情報を知らない。
そのため、横浜の方が圧倒的に都会と思っている。
しかし、実際の横浜に行ってみると、神戸よりも田舎のような感じがする。
「横浜みなとみらい21」は写真で見ると大きなビルがあり発展しているように見えるが、休日の人出は大阪駅周辺の10分の1くらいで、どうしょうもない遅れた田舎の観光だった。
横浜赤レンガ倉庫
「横浜赤レンガ倉庫」は、イベントがある日は混雑する。
しかしイベントがないと、函館の「金森赤レンガ倉庫」よりも寂れている。実際、建物の外には数人しか観光客がいなかった。
金森赤レンガ倉庫(函館)
結局、横浜は住宅地の役割以外に将来性は全くない。
その住宅地としても、近年東京や川崎など職場に近い都市に人口が流出しており、将来性はない。
「横浜はIR以外に成長する方法がなかった」というのが実態だろう。
横浜が今まで成長したのは、横浜に魅力があったのではなく、単に東京に近いため、東京圏の拡大によって成長しただけだ。
しかし、東京都心や川崎市にタワーマンションが建設され人口が都心回帰するようになったため、横浜市の成長に陰りが出て来たということだろう。