大阪市などは、2025年の大阪万博の会場「夢洲」と「中之島」「うめきた」を連携させ、来場者を回遊できる仕組みを構想している。
参照 引用 産経新聞 https://www.sankei.com/west/news/190105/wst1901050012-n1.html
会場・場所 | テーマ・構想 | 面積 | 開発ねん |
夢洲 | いのち輝く未来都市のデザイン | 150ha | 2025年開催 |
中之島 | 未来医療都市(最先端医療の産業化) | 0.86ha | 2021年度以降開設 |
うめきた2期 | 創薬・次世代医療(イノベーション施設) | 16ha | 2024年夏まちびらき |
記事によると、吉村大阪市長は、2025年大阪万博のテーマ「いのち輝く未来都市のデザイン」と、最先端医療の産業化を目指す「中之島」、さらに創薬・次世代医療(イノベーション施設)を開発テーマとする「うめきた2期」を連携させ、「万博効果」を大阪全体の活性化につなげる狙いがあるという。
交通アクセス
現在のところ、「夢洲」「中之島」「うめきた2期」を直接つなぐ鉄道はない。
京阪中之島延伸
京阪電気鉄道は、京阪中之島線「中之島駅」から大阪メトロ中央線「九条駅」に延伸する計画があるが、着工の目途は立っていない。
京阪電鉄としては開催期間が半年の万博開催決定だけでは、延伸事業を着工するつもりはなく、IR(統合型リゾート)の夢洲誘致が決定した後に、正式決定すると見られる。
IR誘致決定は2019年後半~2020年と予想されるので、2025年の大阪万博には開業が間に合わないと思われる。
なにわ筋線
2023年春に(仮称)「JR北梅田駅」が開業する。しかし、「中之島」を経由し「なんば」に至る「なにわ筋線」の開業は2031年の予定で、2025年の大阪万博には間に合わない。
コメント
2025年の大阪万博は開催期間が半年しかないので、それだけに終われば経済効果は短期的なものでしかない。
しかし、万博効果を利用し、中之島、うめきた2期を「最先端医療産業・研究」拠点として開発を進めると、万博終了後も経済効果が持続し、大阪の活性化に寄与する。
また、将来的には「中之島」「うめきた2期」は万博のレガシー(遺産)となる可能性もある。