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【アフターコロナ】東京から福岡にオフィス移転が加速か?

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新型コロナウイルス感染症拡大によりリモートワークが普及し、東京のオフィス面積を縮小する動きがあり、その受け皿となるのが福岡かもしれない。

都市別のオフィス賃料・アクセス比較
都市 東京(丸の内) 大阪(梅田) 福岡(天神)
オフィス賃料 5万円/坪 3万5000円/坪 2万円台半ば/坪

出典 日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK185ZS0Y0A211C2000000

東京から大阪、福岡へのアクセス

東京からのアクセス 大阪 福岡
乗車時間 2時間30分(新幹線) 2時間(飛行機)
所要時間 2時間40分(梅田まで) 3時間10分(空港待ち時間を含む・天神まで)
運賃(片道) 13,900円 20,000円~30,000円

日経新聞によると東京(丸の内)のオフィス賃料は5万円/坪、大阪(梅田)は3万5000円/坪、福岡(天神)は2万円台半ば/坪と、福岡は東京の半分の賃料になっている。

東京=福岡の飛行機運賃は前日予約でスカイマークなら約20,000円、ANAやJALなら約30,000円と東京=大阪の13,900円(新幹線)よりも高いが、所要時間は30分長いだけで大きくは変わらない。

したがって、東京から大阪を飛び越して、福岡に移転する企業が多くなるかもしれない。

大阪の強みは何か?

大阪(梅田)のオフィス賃料は3万5000円/坪、福岡(天神)は2万円台半ば/坪と、オフィス賃料では福岡の方が有利だ。

しかし、大阪の都市圏人口は1,200万人であり、一方、福岡の都市圏人口は250万人で「消費地」としては大阪の方が圧倒的に大きい。(関西圏人口1,900万人、九州全体人口1,400万人)

東京 大阪 福岡
都市圏人口 3,400万人 1,200万人 250万人
デパート売上高(年間) 1兆6000億円 8,500億円 2,100億円

福岡のオフィス賃料は東京の半額だが、デパート売上高は東京の8分の1、大阪の4分の1でしかない。したがって、大阪は東京の次に大きい「消費地」であることのメリットを生かして企業誘致を進めるべきだと思う。

福岡は、消費地としては小さいので、東京のバックオフィス的な機能が集約するのではないか?

物流も大阪が有利

2020年12月22日、新東名高速道路の御殿場ジャンクション(JCT)-浜松いなさジャンクション(JCT)間の約145kmで、最高速度が120km/hに引き上げられた。大型トラックの最高速度は従来通り80km/hだが、同時に静岡県内では片側3車線(上下6車線)化され、渋滞の減少により物流時間の遅れが少なくなると予想される。

さらに、2023年度には新名神高速道路も全面開業し、さらに大阪の物流拠点としての機能が高まる。すでに新名神高速道路のインターチェンジに近い大阪府茨木市彩都地区には大手企業の物流施設が建設されている。

大阪・心斎橋地区には国内外のブランド店が東京の店舗よりも大きい日本最大級の路面店を出店しており、大阪圏のみならず東アジアからのインバウンド需要も取り込む動きがある。

大阪は福岡とオフィス賃料の低価格競争をするのではなく、富裕層ビジネスなど付加価値の高い都市へと進化すべきだと思う。

富裕層ビジネスのためにも、2023年春の「うめきた2期」のJR大阪駅(地下駅)開業など関空アクセスを予定通り着実に整備する必要がある。

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