沖縄・宮古島に入港する客船(筆者撮影)
(長崎の)サービス業経営者も「これ以上、税を投入して国際航路のバースを大型化するなどというのには疑問を持っている」と批判的だ。
引用
豪華客船にお金持ちは乗って来なかった~クルーズ船寄港地の憂鬱(中村智彦) – Y!ニュース https://t.co/sbuyBt8AtJ
— 関西散歩ブログ (@KansaiSanpo) 2019年7月13日
豪華客船が寄港すると大きな経済効果があるとされたが、最近では事情が異なって来た。
例えば、以前は世界一周90日で400万円~2,000万円という豪華客船のツアーが多かった。
しかし、最近では1泊3食付きで1日当たり1万円の「カジュアルシップ」が多くなってきている。
「カジュアルシップ」と言っても10万トン以上で一見「豪華客船」に見えるが、そもそも、客船を大型化する理由は乗船客1名当たりのコストを下げるためだ。
実際、中国発着の1週間のツアーなら7万円~10万円くらいになっている。
また、寄港しても、ランチを食べるくらいで、夕食は船内で食べて、宿泊も船内なので、寄港先への経済効果は少ない。
客船寄港の経済効果
1人当たりの観光消費額(出典 沖縄県)
沖縄県の場合、航空機利用客の消費額は98,097円に対して、客船利用客は33,656円と3分の1になっている。
再開発も遅れ、人口も減少している神戸市は、税金を投入して客船の寄港を誘致しているが、現実には経済効果は少ない。
神戸市は経済効果のないことに税金を使って、神戸が発展しているかのようにミスリードしているのではないか?
こんなことをやっているから、神戸は衰退し、人口が減少するのだ。