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富士山噴火で東京壊滅、大規模停電、電車運休、物流停止、断水、食糧難、「火山灰で失明危機」

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asahi.comは、2015年「2019年までに富士山大噴火?列島壊滅に備えよ」という記事を掲載している。

「(富士山)噴火2時間後には東京でも降灰が始まる。火力発電所が灰を吸い込んで大規模な停電が起き、新幹線や高速道路など交通もストップします。火山灰にはガラス質が多く含まれるため、肺に吸い込めば病気の原因となり、目に入れば最悪、失明の危機もある」

引用 https://dot.asahi.com/wa/2015011400057.html?page=1

 

2020年4月、内閣府も富士山噴火シミュレーションを公表

http://www.bousai.go.jp/kazan/kouikikouhaiworking/index.html

噴火年 噴火名 噴出物総量
800年~802年 延暦大噴火(えんりゃく)
864年~866年 貞観大噴火(じょうがん) 14億㎥
937年 噴火
1083年 噴火
1331年 噴火
1511年 噴火
1707年 宝永大噴火(ほうえい) 7億㎥

富士山の大噴火は3回だが、小規模な噴火を含めると1,200年間で11回噴火している。つまり約100年に1回のペースで噴火しているが、1707年の「宝永大噴火」以来313年間、噴火していない。

 

噴火の仕組み
出典 気象庁
  • 富士山は「陸上のユーラシアプレート」の下に「海のフィリピン海プレート」が沈み込む場所になり、さらに東側では「海の太平洋プレート」が沈み込んでいる。
  • これらのプレートが接する地点(地下100km~150km)でマントルが溶融し、上昇し、地表から10km程度で「マグマ溜まり」を形成する。
  • この「マグマ溜まり」のマグマが一杯になり、圧力が高まると、マグマの噴火を押さえていた地殻がひび割れ、マグマが地表に噴出する。
  • プレートが移動する速度(年間数cm)は、ほぼ一定であるため、マントルの溶融量も一定で、地下からのマグマの供給量も一定と考えられる。したがって、火山が周期的に噴火する可能性は大いにあると思う。

 

東京は富士山から約100km離れているので、流れ出た溶岩が東京に到達する可能性は低い。しかし、火山灰が厚さ10cm程度堆積する可能性があり、この火山灰の影響で、東京の都市機能は完全に機能停止すると予想されている。

 

富士山噴火時の東京の被害想定(宝永大噴火と同規模の場合)

都市機能 被害想定(噴火継続日数想定15日)
鉄道 微量の降灰で地上路線の運行が停止。 大部分が地下の路線でも、地上路線の運行停止による需要増車両・作業員の不足等により運行停止や輸送力低下。停電エリアでは地上、地下路線ともに運行が停止。
道路 視界低下による安全通行困難、道路上の火山灰や交通量増等による速度低下や渋滞。乾燥時10cm以上、降雨時3cm以上の降灰で二輪駆動車が通行不能
人の移動 鉄道の運行停止と道路 の渋滞による一時滞留者の発生、帰宅・出勤等の移動困難。道路交通支障により、移動手段が徒歩に制限される。
物資 一時滞留者や人口の多い地域では、少量の降灰でも買い占め等により、店舗の食料、飲料水等の売り切れ。道路の交通支障による物資の配送困難、店舗等の営業困難により、生活物資の入手困難。
電力 降雨時0.3cm以上で碍子の絶縁低下による停電。数cm以上で火力発電所の吸気フィルタの交換頻度の増加等による発電量の低下。電力供給量の低下が著しく、必要な供給力が確保しきれない場合停電に至る。
通信 利用者増による輻輳。 降雨時に、基地局等の通信アンテナ へ火山灰が付着すると通信阻害。停電エリアで非常用発電設備の燃料切れが生じると通信障害。
上水道 原水の水質が悪化し、浄水施設の処理能力を超えることで、水道水が飲用不適または 断水。停電エリアでは浄水場及び配水施設等が運転停止し、断水。
下水道 降雨時、下水管路(雨水)の閉塞により、閉塞上流から雨水があふれる。停電エリアで非常用発電設備の燃料切れが生じると下水道の使用制限。
建物 降雨時30cm以上の堆積厚で木造家屋が火山灰の重みで倒壊可能性。

出典 内閣府

上記以外にも、「航空機」はエンジンに火山灰が入るとエンジン停止する可能性があるので、運航停止になると予想される。

 

内閣府では、1707年の宝永大噴火(ほうえい)と同規模の噴火の場合、噴火が15日間継続すると想定している。

しかし、現在の東京の地震対策では48時間~72時間の停電にしか対応できない。

したがって、個人で対策するならば、2週間分の水と食料と確保する必要があるのではないか?

 

地震と火山噴火の関係

地震 火山噴火
1707年10月28日 宝永地震(遠州灘沖と紀伊半島沖で同時に発生した大地震 南海トラフ) 1707年12月16日 宝永噴火(富士山)
1990年7月16日 フィリピン・ピナツボ火山から約100km離れたバギオ付近を震源に発生したフィリピン地震(M7.8) 1991年 フィリピン・ピナツボ火山の噴火

 

地震も火山噴火もプレートの「沈み込み」と関係があるので、共にプレートの境界線付近で発生することが多い。また、地震による地殻変動が「マグマ溜まり」周辺の地殻に影響を与え、火山噴火すると考えられている。
最近の地震と噴火活動など
地震・噴火
1995年 阪神・淡路大震災
2011年 東日本大震災
2013年 小笠原諸島「西之島」噴火
2014年 御嶽山噴火
2020年 横須賀・横浜で異臭

過去の巨大地震と富士山噴火の時期を見ると、巨大地震の数日後~1年後くらいに富士山が噴火している。

したがって、2011年の東日本大震災から9年が経過しているので、東日本大震災の影響で富士山が噴火する可能性は低いと思う。

やはり、南海トラフ地震が発生して、その影響で「富士山が噴火する」方が可能性が高いと思う。

2020年、三浦半島(横須賀・横浜)で異臭騒ぎが数回発生しているが、海底や地下で異変が起こっているのかもしれない。

これが、南海トラフ地震の前兆現象ならば、富士山の同時噴火も「被害想定」に入れるべいではないか?

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