高槻阪急スクエア(2023年10月筆者撮影)
H2Oリテイリングは、旧・高槻阪急を2023年10月6日に「高槻阪急スクエア」としてグランドオープンした。
投資額は23億円で、全館の営業面積の約65%に当たる地階~3階及び5階をリモデルした。
地元顧客向け、子育てファミリー向け商業施設とする方針で、3Fにはビックカメラが入居するなど新規で48店出店、リニューアル店舗は59店となる。
2023年度の売上目標は、225億円に設定した。
高槻阪急スクエア(2023年10月筆者撮影)
フロア | コンセプト | テナントなど |
3F | 自然を感じ、日々の暮らしを丁寧に楽しむ健康志向の「大人の楽しみ」 | ビックカメラ |
2F | 日常のおしゃれを楽しむ「今どき旬ファッション」 | 化粧品売場を移設 |
1F | 「子育てファミリーライフ」 | 「たかつきけやきパーク」(約150㎡) |
1F「たかつき けやき広場(仮称)180㎡」2023年秋
高槻阪急スクエア 概要
名称 | 高槻阪急スクエア |
所在地 | 大阪府高槻市白梅町4番1号 |
営業面積 | 38,638 ㎡ |
2023年度売上高目標 | 225億円 |
2022年度売上高 | 219億円 |
2022年度入店客数 | 841万人 |
階数 | 地階~6階 |
開業 | 1974年11月(西武高槻店として開業) |
アクセス | JR高槻駅すぐ(2階デッキで直結) |
ちなみに、千里阪急の売上高は137億円、川西阪急127億円、西宮阪急242億円で、郊外店舗の中で「高槻阪急スクエア(旧・高槻阪急)」の売上高は多い。
一方、神戸市の人口は約150万人で高槻市の人口約35万人の約4.3倍だが、神戸阪急の売上高は332億円で「高槻阪急スクエア(旧・高槻阪急)」の約1.5倍にとどまる。
これはJR高槻駅周辺にタワーマンションが建設され、周辺住民が日常的に「高槻阪急スクエア(旧・高槻阪急)」を利用するためと思われる。
神戸市はJR三ノ宮駅周辺において住宅建設を禁止し、神戸市街地約292haについては住宅用途での容積率を400%以下制限しており、事実上タワーマンションを建設できなくなっている。
そのため、神戸阪急に近隣に居住する人口が少なく、神戸阪急の売上高は神戸市の規模の割に少ない。