新型コロナウイルス感染拡大により、大阪・京都のホテル稼働率は2020年3月から急速に低下している。2020年4月までの実績とそれ以降のホテル稼働率を予想してみた。
大阪・京都のホテル稼働率(実績+当ブログ予想)
年月 | 大阪のホテル稼働率 | 京都のホテル稼働率 |
2020年2月(実績) | 68.3%(主要13ホテル) | 60%台(主要ホテル)・54.3%(京都市観光協会59ホテル) |
2020年3月(実績) | 20%台 | 30.3%(京都市観光協会59ホテル) |
2020年4月(実績) | 8.6%(主要13ホテル) | 5.8%(京都市観光協会56ホテル) |
2020年5月(実績) | 7.4%(主要13ホテル) | 6.5%(京都市観光協会) |
2020年6月(予想) | 30%~50% | 30%~50% |
2020年7月(予想) | 50%~70% | 50%~70% |
2020年8月(予想) | 50%~80% | 50%~80% |
大阪府は2020年5月16日に一部自粛解除したが、2020年5月のホテル稼働率7.4%と低迷している。
休業中のホテル稼働率を0%として計算しているため、営業中のホテルの稼働率は10%~20%と予想される。
2020年8月にも「政府のGO TOキャンペーン」(最大1人1泊20,000円クーポン付与)が始まるので、ホテル稼働率は50%以上に回復する可能性がある。また、この「GO TOキャンペーン」は2021年3月中旬まで続く予定で、その間はホテル稼働率50%を維持できるかもしれない。
一般的にホテルの損益分岐点はホテル稼働率70%なので、大阪や京都のホテルは2020年2月から赤字転落していると予想される。また手元の現預金も減少しており厳しい経営状態が続いている。