出典 大阪府泉佐野市
大阪府泉佐野市は、りんくう公園における「ヤッホーブルーイング大阪ブルワリー(仮称)」事業の隣接地において、ふるさと納税返礼品等の生産・製造・加工等を行う工業の機能と生産工程等の見学や体験ができる機能を併設した新たな賑わい創出施設を誘致するため、サウンディング型市場調査を実施し、5者の参加事業者と対話を行った。
地図
りんくう公園事業における賑わい創出事業
名称 | りんくう公園事業における賑わい創出施設 |
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所在地 | 大阪府泉佐野市りんくう往来北1-222番地 他 |
土地面積 | 約10,000㎡~12,000㎡ |
用途地域 | 近隣商業地域 |
容積率 | 300% |
建ぺい率 | 90% |
接道状況 | りんくう公園1号線、幅員9.5m |
その他 | ・りんくうタウン北区地区計画 ・敷地面積の30%以上を緑化 ・高速道路高架下の土地利用に制限あり |
事業スキーム | 民間事業者の提案に基づき、事業対象地に事業用定期借地権を設定して民間事業者に貸し付ける |
事業期間 | 10年以上、30年未満を基本とする |
アクセス | りんくうタウン駅から300m(徒歩4分) |
提案概要
提案施設 | ・ジェラート(アイスクリーム)店舗兼工場
・5つ星(少なくとも3つ星以上)の高級ホテル(オークション会場を併設) ・医療モール(調剤薬局等を併設) ・レンタルオフィス、貸店舗 ・コンテナハウスを設置(大阪関西万博に合わせてミニ万博イベントを開催 アニメミュージアムも連携して実施) ・時間貸し駐車場メインで運営(周辺施設に見合った小規模な賑わい施設を検討) |
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コメント
事業期間が10年~30年では、高級ホテルを建設しても採算がとれない。
もし、高級ホテルを誘致するならば、事業期間は50年以上は必要になる。
ふるさと納税返礼品
ふるさと納税制度の返礼品のルールが2023年10月から厳格化され、大阪府泉佐野市の主力返礼品である熟成肉と精米が「ふるさと納税制度の返礼品」の対象外となった。
本事業の目的は、新ルールに適合する「ふるさと納税返礼品」の創出にあると思う。
ホテル宿泊券も「ふるさと納税」の対象になるので高級ホテルができる可能性はあるが、事業期間10年~30年であることから、現在の条件のままでは難しい。
また、敷地が高速道路に挟まれているので、立地的にも、高級ホテル誘致の可能性は低い。
当ブログの予想
泉佐野市産の食材(野菜や魚介類)を加工したグルメを中心にした集客施設になるのではないか?