
大阪府門真市では、地域の魅力を広く発信するため、市民参加型のInstagramプロジェクト「かどま魅力発信チーム」が活動しています。
近年、自治体の情報発信はホームページや広報誌だけでなく、InstagramなどのSNSが重要な役割を果たしています。特に若い世代に情報を届けるためには、写真や動画を中心としたSNSの活用が欠かせません。
かどま魅力発信チームは、門真市の魅力をInstagramで発信する市民PRチームで、2026年2月にスタートしました。
選考で選ばれた市民メンバーに加え、摂南大学や大阪国際大学の学生も参加し、多様な視点から門真市の魅力を紹介しています。
発信する内容は、
・地元で愛される飲食店
・季節ごとのイベント
・歴史や文化スポット
・まちの風景や暮らし
・門真で活躍する人々
など、観光ガイドには載っていない「リアルな門真」の姿です。
かどま魅力発信チームの目的は単なるSNS運営ではありません。
大きな目的は次の3つです。
1. 門真市の認知度向上
大阪市や守口市の隣に位置する門真市ですが、市外の人にはまだ知られていない魅力が数多くあります。
Instagramを通じて門真の魅力を全国へ発信し、「門真って面白そうな街だな」と感じてもらうことを目指しています。
2. 来訪者の増加
魅力的な飲食店やイベント、風景を発信することで、市外から実際に訪れてもらうきっかけを作ります。
SNSで見つけたスポットを訪れる人が増えれば、地域経済の活性化にもつながります。
3. 移住・定住の促進
門真市ではシティプロモーションの一環として、若い世代や子育て世帯の移住・定住促進にも取り組んでいます。
実際に暮らしている人の目線で発信することで、「住みやすそう」「子育てしやすそう」というイメージを持ってもらうことが期待されています。
「かどま魅力発信チーム」のInstagramが始まった背景は、単にSNSが流行しているからではありません。
門真市が抱える人口減少や都市イメージの変化への対応が大きな理由です。
① 工場のまちからの転換
門真市は長年、パナソニック を中心とした製造業のまちとして発展してきました。
しかし、工場の統廃合や生産拠点の海外移転により、かつての「ものづくりのまち」というだけでは成長が難しくなりました。
そこで門真市は、工業都市から「住みたいまち」「訪れたいまち」へのイメージ転換を進めています。
② 人口減少への危機感
門真市は若年層や子育て世帯の流出という課題を抱えています。
そのため市はシティプロモーション事業を進め、「門真らしさ」を発信することで認知度向上や移住・定住促進を目指しています。魅力発信チームの募集要項でも、若年層や子育て世帯の移住・定住促進が目的として掲げられています。
③ 大型商業施設の開業
近年の門真市は大きく変化しています。
工場跡地には、三井ショッピングパーク ららぽーと門真、三井アウトレットパーク 大阪門真、そして コストコホールセール 門真倉庫店 が開業し、門真市は北河内エリア有数の商業拠点へと変貌しました。
しかし施設ができただけでは街の魅力は伝わりません。
市民目線で街の魅力を発信し、「門真に行ってみたい」「住んでみたい」と思ってもらうための情報発信が必要になりました。
④ 行政ではなく市民が発信
かどま魅力発信チームは、市民や学生がInstagramで門真の魅力を発信するPRチームです。
門真市の公式説明では、「まだ知られていない魅力を再発見し、市内外に認知してもらい、来訪や移住・定住につなげること」が目的とされています。人、お店、イベント、風景など、行政広報では伝えにくいリアルな魅力を発信することが特徴です。
門真市はかつての「工場のまち」から、「買い物・交通・住環境が充実した住みやすいまち」へと大きく変化しています。
ららぽーと門真、三井アウトレットパーク大阪門真、コストコの開業に加え、大阪モノレール延伸による将来性も期待されています。
かどま魅力発信チームのInstagramは、そんな門真市の変化や魅力を市民目線で発信する重要な取り組みです。
門真市は今、北河内エリアの中でも特に注目すべき「進化するまち」といえるでしょう。
