人工骨材の開発製造を行う「日本特殊陶業」(東証1部上場)が神戸医療産業都市(ポートアイランド内)に進出し「神戸国際交流会館」に入居する。
これにより、神戸医療産業都市に進出した企業・団体は2020年1月末で368社となった。
出典 神戸市
アクセス
神戸国際交流会館
兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目(ポートライナー「市民広場駅」)
日本特殊陶業が神戸医療産業都市に新拠点 人工骨など医療事業の拡大めざす https://t.co/7TH18PWnkp
— 関西散歩ブログ (@KansaiSanpo) February 11, 2020
神戸経済ニュースさんよると「担当者1人を配置するが当面は常駐せず、東京都内の営業拠点から(中略)出張して対応」する。
神戸医療産業都市は、1995年の阪神・淡路大震災からの経済復興を目的とするプロジェクトとして1998年に構想がスタートし、2020年1月末で368の研究機関、病院、企業、大学が集積し日本最大のバイオメディカルクラスターに成長した。
事業費は20年間で4,400億円(うち神戸市負担700億円)で、雇用者数は約11,000人(2019年3月末)となっている。
3つのクラスターで構成される
医療機関 | メディカルクラスター |
研究所・開発施設 | バイオクラスター |
スーパーコンピューター | シミュレーションクラスター |
コメント
上場企業の神戸医療産業都市への進出というニュースではあるが、実態は社員1名でしかも常駐せず、東京から出張対応する。
本格的な研究開発というよりも情報収集という側面が強い。
また、神戸医療産業都市はポートライナー「医療センター前駅」~「京コンピューター前駅」と思っていたが、今回進出する日本特殊陶業は「市民広場駅」徒歩1分の神戸国際交流会館に入居する。ラボ・研究所ではなく単なる貸事務所に入居するだけと思われる。
神戸医療産業都市には「神戸都市振興サービス株式会社」など神戸市が株主となっている団体や「神戸新交通株式会社」の子会社などが数多く設立され、神戸市などから毎年多額の補助金が投入されている。