ホテル京阪京橋グランデ
京阪ホールディングス(HD)が、令和12年(2030年)までに京阪京橋駅(大阪市都島区)の再開発を始める方針である」ことが2023年12月17日、分かった。
再開発は基本的に駅とその上部に新たな高層ビルを建設する方向で、ビルには「オフィスやホテル、商業施設が入る」ことを想定するが、マンションなどの住居が入る可能性も示唆した。ビルの高さなどは「オフィス需要などを踏まえて決めていく」という。
現在の駅とホテル、商業施設などが入るビルだけでなく、隣接するJR京橋駅との間の土地も必要であれば「借りるか買い上げるかして一体的に開発する」考えを示した。
引用 産経新聞
当ブログの予想
再開発ビルは、京阪本線の高架線路(京橋駅)を跨いで、高層ビルを建設する方針だが、既存の「ホテル京阪京橋グランデ」部分と「高架線路(京橋駅)」の駅上部分の2棟を建設するのではないか?
駅上部分
2019年4月に、西武池袋線の線路上のビル「ダイヤゲート池袋(高さ約100m・延床面積5万㎡)」が開業した。
また、JR九州は、博多駅線路を跨ぐビル「博多駅空中都市構想」を検討しているので技術的に可能と思われる。
線路を跨ぐビルの場合、強度を考えると「高さ約100m・延床面積5万㎡」程度かもしれない。
「ホテル京阪京橋グランデ」部分
既存の「ホテル京阪京橋グランデ」の敷地は三角形で敷地面積は約1,500㎡で、容積率が1300%まで緩和されると延床面積は約2万㎡程度となる。高さは100m~150mと思われる。
さらに京阪「京橋駅」とJR「京橋駅」との間の土地を「借りるか買い上げるかして一体的に開発する」方針。
しかし、京阪「京橋駅」とJR「京橋駅」との間の土地は「道路予定地」なので、JR線の近くに高層ビルの柱を建て、地上部分は道路を建設するのかもしれない。
この場合、敷地面積は約2,600㎡、延床面積34,000㎡で、高さは150mと思われる。
完成時期
2030年着工目標だが、駅とその周辺の工事となるので、解体と建設に長期間かかると予想される。
当ブログの予想では2040年頃に完成すると思われる。
京阪「京橋駅」周辺は都市再生緊急整備市域に指定されている
京阪「京橋駅」高層ビル計画(予想)
施設名 | 京阪「京橋駅」高層ビル計画 |
所在地 | 大阪市都島区東野田町2丁目1番38号(京阪「京橋駅」) |
用途 | オフィス、ホテル、商業施設、(マンションの可能性もある) |
敷地面積 | 8,000㎡~10,000㎡ |
延床面積 | 7万㎡~8万㎡(最大13万㎡) |
高さ | 100m~150m |
事業費 | 600億円~800億円 |
着工時期 | 2030年 |
竣工時期 | 2040年 |
京阪HD長期経営戦略
京阪ホールディングスは、2026年度までの長期経営戦略の期間内に「淀屋橋」「京橋」の拠点開発の完了を目指し、平行して「中之島」の開発を行うとしている。
京橋は、京阪線最大のターミナルで、駅ビルの再生計画を起爆剤に、大阪ビジネスパークや大阪城など周辺エリアを含めたまちの回遊性を高め、大阪東西軸の「ヒガシ」の玄関口にふさわしいまちづくりを目指すとしている。
引用 京阪ホールディングス
https://www.keihan-holdings.co.jp/ir/management/plan.html