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神戸空港に経済効果はあるのか?【2019年8月1日 増便】

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神戸空港

2018年度の年間利用者数は312万人と好調だが、2006年の神戸空港開港以来、神戸市の人口は福岡市、川崎市に抜かれ、全国政令指定都市7位に転落している。

神戸空港に経済効果はあるのか?

 

出典 国土交通省(2018年度)

国土交通省公表の資料によると「羽田-神戸-長崎」の経由便利用者は約57万人となっている。

神戸空港での乗り継ぎ時間は30分~40分と短いため、神戸市内で買物する時間はない。

そのため、神戸空港の利用者数312万人のうち、すくなくとも数十万人の経由便客の経済効果は少ないのではないか?

さらに、神戸空港には、大手エアラインより運賃の安いスカイマークが就航しており、大阪など神戸市民以外の利用者も多い。

そういう人達は、神戸を素通りしているだけで、神戸市内の経済効果は少ないと思われる。

 

誰が神戸空港を利用しているのか?

2019年8月1日に神戸空港は長崎便、茨城便、沖縄便の3往復増便された。

産経新聞の記事では、

「増便された正午出発の茨城行きに搭乗した会社員(50)=茨城県土浦市=は「香川県で瀬戸内国際芸術祭をみてきた。」

https://www.sankei.com/west/news/190801/wst1908010020-n1.html

神戸空港の利用者は、神戸ではなく「瀬戸内国際芸術祭」に行く人もいる。

神戸空港利用者312万人のうち、神戸に仕事や観光で来る人は何人なのか?

神戸空港の利用者は増加しているが、神戸を素通りしている人も多いのではないか?

 

神戸空港国際化の経済効果?

神戸空港を国際化すると神戸が発展すると思っている人がいるが、本当だろうか?

外国から神戸空港に到着しても、そのまま大阪や京都に行くのでは、神戸市の経済効果は少ない。

神戸空港の国際化には、国際線ターミナルの建設費150億円、ポートライナー8両化(700億円~800億円)など周辺整備に1,000億円必要になる。

さらに、日本を観光する外国人にとっても、関西空港と神戸空港と2つの国際空港があると、いろいろ調べることが多くなるし、間違う人も出てくる。

実際、伊丹空港と関西空港を間違える外国人観光客もいる。

また、神戸空港は2,500m滑走路のため、ソウル・台北、上海などの短距離国際線が就航すると思われる。

しかし、これらの路線はLCCが主力となっており、日本の大手航空会社はシェアを落としている。

結局、神戸空港を国際化しても外国のLCCがシェアを上げると思われるので、日本のエアラインにはメリットはないと思われる。

人口が減少し再開発も遅れている神戸市が、神戸空港国際化に希望を持つのは分かる。

しかし、数百億円~1,000億円の費用をかけて神戸空港を国際化しても、外国LCCが独占し、利用者も神戸を素通りして大阪や京都に行くのでは、神戸には経済効果がない。

神戸市は地下鉄海岸線を建設したが、利用者は少なく赤字が増加している。そこで神戸市は地下鉄海岸線沿線に、建設費90億円の新長田合同庁舎を建設して地下鉄海岸線利用者を増加させようとしている。

もし、神戸空港国際線の利用者が少ないなら、神戸市が大型観光施設を建設して国際線を増加させる可能性もある。

そうなると、関連費用は1,000億円をはるかに超える。その結果、市民サービスが悪化し、神戸市からさらに人口が流出する可能性もある。

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