国土交通省は、2019年下半期採用(2019年10月1日以降)の管制官を「若干名」募集すると発表した。
採用条件
- 航空交通管制業務に係る技能証明(飛行場管制)
- 航空管制等英語能力証明
- 航空無線通信士
- 過去1年以内に飛行場管制業務に従事した実績があること
- 平成31年4月2日現在で55歳以下であること
と実務経験の有る人材を募集している。
また、配属先は「大阪航空局管内のいずれかの空港」とされ、神戸空港の運用時間延長に対応するため、増員するのかもしれない。
引用 国土交通省
https://ocab.mlit.go.jp/news/saiyou/pdf/2019shimo_kanseikan_A.pdf
神戸空港規制緩和案
神戸空港 | 現在の運用 | 規制緩和案 |
運用時間 | 午前7時~午後10時(15時間) | 午前7時~午後11時(16時間) |
発着枠 | 1日60回(30往復) | 1日80回(40往復) |
管制官の業務(当ブログ予想)
管制官の役割 | 業務内容 | 伊丹空港 | 神戸空港 |
管制席 | 離着陸の許可 | 1人 | 1人 |
グランド席 | 地上走行 | 1人 | |
調整席 | 他の管制機関との調整 | 1人 | 1人 |
デリバリー席 | 飛行コース高度 | 1人 | 1人 |
管制官は3人~4人のチームで管制業務を行うが、神戸空港の場合は「3人1チーム」で「2交代」で管制していると思われる。
3人1チームで2交代で6人だが、週休2日の勤務体系のため交代要員が2人必要で合計8人になっていると思われる。
運用時間の延長は1時間だが、恒常的に超過勤務をさせるわけにはいかず、「1チーム3人+交代要員1人」の合計4人の増員が必要になると思われる。
コメント
当ブログでは、管制官の人件費を2020年度予算に盛り込むと予想し、神戸空港の増便及び1時間の運用延長を2020年10月以降と予想していた。
しかし、2019年10月以降に大阪航空局管内の空港配属の管制官を「若干名」募集したため、神戸空港の増便及び1時間の運用延長は早ければ2020年3月末の「春ダイヤ」になるかもしれない。