2025年、神戸空港に国際チャーター便が就航する予定で、神戸市はタイ・シンガポール・マレーシア・ベトナム・インドネシア・台湾・韓国の7か国・地域からの就航を誘致してきた。
しかし、神戸の認知度は低いため、対象国の旅行会社に年間数億円規模の支援金を出し、旅行代金を抑えられるようにする考えだった。
だが、支援金支出について、神戸市役所内で再検討した結果、2024年度については、支援金の拠出を見送ることになった。
そのため、2025年の神戸空港の国際チャーター便の就航先は韓国と台湾だけとなる可能性が高くなった。
神戸空港の国際化スケジュール
年 | 航空便 | 発着回数 |
2025年 | 国際チャーター便就航・国内線枠拡大 | 1日80回(40往復)→ 1日120回(60往復)
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2030年 | 国際定期便就航 | 1日120回(60往復)→1日160回(80往復)
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コメント
国際チャーター便は、便数が少ないため割高になる。
例えば、2010年、ひょうごツーリズム協会が実施した伊丹空港発着の国際チャーター便の費用は伊丹=上海間で約2,000万円だった。
機材は、中国東方航空のエアバスA320(156 人乗り)で、参加人数は151人だった。
伊丹=上海の往復の航空運賃は1名について約13万円になる。
これは、中国側からの搭乗者がいないため、最初の上海発便と最後の伊丹発便はフェリーフライトで乗客が0人だったからだ。
相手国からも搭乗者がいると航空運賃は2分の1になる。
2025年の国際チャーター便の料金
2010年の国際チャーター便の料金は2,000万円だったが、2025年は物価高と円安により3,000万円になっているかもしれない。
例えば神戸=台湾の往復運賃は普通席で10万円くらいになるのではないか?
関空=台湾なら往復3万円で行けるので、かなり割高になると思う。
神戸市が韓国・台湾についても数億円の支援金を支給すれば、もっと安くなると思う。
毎日就航か?
航空運賃を安くするたには、就航便数を増やす必要がある。神戸=台湾・神戸=韓国路線については1日各2往復以上が理想だと思う。
国際チャーター便という形式だが、実質的に毎日運航になるのではないか?