出典 神戸市
2022年1月12日付の産経新聞によると
「若い世代の流出が続き、関西の中で埋没もささやかれる神戸」(中略)「次世代型路面電車LRT導入案もある。まだ構想にもなっていない段階だが、三宮~ウオーターフロント~JR神戸駅と結ぶ路線を敷設する可能性について、専門家や有識者らが定期的に座談会形式で検討している。」
引用 産経新聞 https://www.sankei.com/article/20220112-RVOFEYGJYROTDAMJLNTXRVPYDE/
次世代路面電車「ライトライン」出典 宇都宮市
LRT(次世代型路面電車システム:Light Rail Transit)は、低床式車両(LRV)やバリアフリー化された電停を採用し、高齢者やベビーカー・車いすの方、荷物が多い方でもスムーズに乗降できるなどのメリットがある。2023年春に栃木県宇都宮市にLRTが開業する予定。
- 路線名称「芳賀・宇都宮LRT」
- 車両愛称「ライトライン」
- 路線長 14.6km
- 整備費 684億円(1km当たり約47億円)
- 最急曲線半径 25m
- 駅数 19駅(平均駅間距離約800m)
- 開業予定 2023年春
神戸市は2021年12月7日「LRTが走る未来のKOBEを考える座談会(第二回目)」を開催した。
https://www.city.kobe.lg.jp/a69268/lrt_zadankai.html
出典 神戸市
神戸市の資料を読むと、神戸市が2021年4月に運行開始した「大型連節バス(ポートループ)」の路線に次世代路面電車LRTを導入しようとしているのではないか?
そもそも、三宮~ウオーターフロント間のアクセスの利便性だけを考えれば、1台1億円の大型連節バス(ポートループ)ではなく、既存の「神戸市営バス(定員約50人)で多頻度運行した方がコストも安いし利便性も高い。
敢えて、大型連節バス(ポートループ)を導入したのは、次世代路面電車LRT導入のために「実証実験」の意味合いもあったのではないか?
2023年春に栃木県宇都宮市に開業する「芳賀・宇都宮LRT」の建設費は1km当たり約50億円かかる。
三宮~ウオーターフロント間はルートにもよるが約4kmと予想されるので建設費は200億円程度かもしれない。
神戸市営地下鉄「海岸線」とルートが重複する面もあるが、地下鉄「海岸線」は長田の利便性向上が目的で、神戸市が導入を検討してる「LRT]はウオーターフロントのアクセス改善が目的だと思う。
2021年3月撮影(新港町)
ポートループ概要
- 運行開始 2021年4月1日
- 連節バス:全長18m 定員112名
- 価格1車両1億円
- 料金は210円/1回(1日乗車券500円)
- 三宮駅前からハーバーランドの所要時間は11分
- ハーバーランドから三宮駅前の所要時間は29分
- 50分/周
- ハイブリッド・低床バス・フリーWi-Fi
- 神姫バスが運行を担当する
出典 神戸市
出典 神戸市(デザインは以前のもの)
2021年3月撮影(新港町)