永観堂の紅葉
2017年の京都の紅葉は2016年より早く「見頃は11月中旬から12月初旬」と予想される。
有名な紅葉スポットもいいが、京都の路地の奥にある自分だけの紅葉ポイントを探すのも面白い。
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法然院( 京都市左京区鹿ケ谷)
紅葉を見て何を感じるか?「ああ、きれいだ」と感じるだけなのか?
もっと違う紅葉の楽しみ方を教えてくれるのが哲学の道の近辺にある法然院だ。
- 拝観時間:午前6時から午後4時まで
- 中央の門が午後4時に閉じられた後のわずかな時間に撮影。
開門時間は観光客のみなさんが映りこむことが多い。
2017年11月1日~11月7日、特別拝観800円。
毘沙門堂周辺(山科区)
山科の山の中の立ち寄った風景。
山科の毘沙門堂さんから西に徒歩5~10分入ったところ。
- JR山科駅から徒歩圏
霊鑑寺(京都市左京区鹿ケ谷)
霊鑑寺
哲学の道を歩いていると偶然、出会ってしまった。
哲学の道からの細い路地に入って、その後、広い道路にでると正面にお寺があった。
11月後半のみ一般に公開される。
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南禅寺三門
400年前、ある盗賊が「絶景かな」とつぶやいた。
その風景を400年後、同じ場所から見ることができる贅沢な経験。
実は南禅寺三門は、南禅寺塔頭天授庵を上から撮影できる穴場ポイント。
- 天授庵は午前9時開門
- 南禅寺三門は午前8時40分開門なので南禅寺三門の方20分早い
- その20分間は南禅寺三門には人が少ない
南禅寺塔頭天授庵
南禅寺三門から撮影
紅葉が圧倒的に美しい。
世の中にはただ見るだけで「美しい」と思う物が存在した。
無心に見るという体験ができる。
- 午前9時の開門ですでに数十人の行列だが、身動きできないほどではない
- 外からでも十分写真は撮れる。
東福寺「光明院」(京都市東山区)
重森三玲氏作庭の波心庭。
彼は画家のミレーから名前をつけたといわれる。
庭を絵画に見立てて造ったのかもしれない。
有名な東福寺通天橋から徒歩10分。
紅葉の季節には「おはぎと抹茶」(800円)を座敷で味わえる。
ハイヤーで観光客が時々来るが20分くらいで帰っていくので、比較的ゆっくりできる。
JR京都駅からタクシーで10分~15分で行ける。
詩仙堂(京都市左京区一乗寺)
戦国武将石山丈山が33歳で隠居して詩を作るために作った庵。
緑と紅葉の赤のコントラストがいい。
座敷に座って庭園を眺めることができる。
- 一般的なアクセスは、市バス一乗寺下り松町から徒歩15分、または、叡山電鉄一乗寺駅から徒歩20分
- 京都市営地下鉄「松ヶ崎駅」から約2.5kmタクシーで10分1,000円で行ける
直指庵(京都市右京区北嵯峨)
奥嵯峨、大覚寺より北に徒歩15分。穴場的に紅葉を楽しむにはいい。
ただ、建物や象徴的景色が少ないので、写真に撮ると「紅葉」ばかりになりがち。
紅葉の楽しみ方
観光ガイドブックに掲載されている紅葉の名所をめぐるのもいい。でも、自分だけの紅葉の楽しみ方を見つければもっと楽しくなる。
人で混雑する紅葉の名所、しかしあと200m歩けば、ひっそりとした自分だけの紅葉の名刹に出会えるかもしれない。
400年前、家康もこの紅葉を見たのかと思うとそれだけでもなんとなく、風景が変わって見える。
気に入った自分だけの「隠れ家」で1時間でも2時間でも無心に紅葉を見る。そういう楽しみ方もあってもいいはず。
紅葉写真の撮り方 オート撮影なら夕方が綺麗に撮れる
紅葉を一番綺麗に撮れるのは、夕方の曇りのとき。快晴のときは光が散乱して紅葉の色が白っぽくなる。もちろん、プロなら露出をマイナス設定にして快晴のときも白っぽくならず綺麗に撮れる。
しかし、一般人はせいぜい「紅葉モード」にする程度。それでは露出のマイナス補正が追いつかない場合が多い。
太陽光の位置を意識して撮る
一般には順光(太陽の位置は背中側)のときが綺麗にとれるが、やや立体感に欠けるときがある。太陽が横から差し込むと紅葉に陰影ができ立体感が強調される。
人が多い場合は、紅葉を下から撮ると人が写りこまない。背景に建物や景色を入れると印象的な紅葉写真が撮れる。
「午前中は、嵐山、嵯峨野」が綺麗に撮影でき、「午後は、東山」が綺麗に撮影できる。