名鉄、名古屋駅再開発「基本設計」に着手、ランドマークを目指す。2024年以降に着工、2030年頃完成か?

名鉄「名古屋駅」2022年12月筆者撮影

名鉄は、名古屋駅の再開発計画について「基本設計」に着手すると発表した。

再開発によって新たなランドマークを目指すとしている。

事業の方向性を示す2024年度以降のスケジュールは未定としながらも、「リニア開業にむけて駅前の周辺整備が進むので、進み具合にしっかり合わせていきたい」と説明した。

引用 メーテレ

2017年の計画

2017年段階では、名鉄は近鉄グループホールディングスなど合計4社で、名鉄百貨店や近鉄パッセなど6棟のビルを一体的に再開発し、地上30階建、高さ最大180m、南北400mの巨大ビルを2022年度に着工し、2027年度をめどに完成させる計画だった。

ホテル、オフィス、商業施設が入居する予定だった。

しかし、その後、リニア中央新幹線の2027年名古屋開業が遅れる見通しとなり、新型コロナの感染拡大を受け、計画を再検討し、2024年度をめどに事業の方向性を示すとしていた。

 

 

名古屋鉄道の決算(2023年3月期)

  • 営業収益:5,515億円
  • 営業利益:227億円
  • 経常利益:263億円

 

近鉄HDの決算(2022年3月期第3四半期)

通期の発表は、遅れる

  • 営業収益:1兆1176億円
  • 営業利益:466億円
  • 経常利益:564億円

イメージとして、名鉄の事業規模は近鉄HDの3分の1程度だが、営業収益(売上高)は5,500億円と大きく、1,000億円以上の大規模開発は十分可能と思われる。

 

名鉄レジャック

2017年の計画を見ると、道路を挟んだ「名鉄レジャック」を含む計画になっている。

ちなみに、名鉄レジャックは2023年3月31日に閉館した。

道路幅員は推定30mで、そもそも、長さ400mの「壁ビル」の計画に無理があった。

 

コメント

当ブログの予想で、名鉄レジャックと名鉄百貨店部分は別々に再開発するのでないか?

名鉄レジャックはすでに2023年3月31日に閉館しているので、先行して単独で再開発する方がスケジュール的にいい。

名鉄百貨店部分は、南北長さ260mなので、超高層ビルを最大2棟を建設することができる。

しかし、名古屋の新しいランドマークにするという構想なので、JR名古屋駅前のミッドランドスクエア(高さ247m・47階建)よりも高いビル(高さ300m超)1棟を建設するのではないか?

 

容積率1,300%に緩和

名古屋市は、劇場や高級ホテルなどの誘致のため、名古屋駅の東側と栄で政令市として初めて容積率を1300パーセントにする方針を発表しました。

引用 東海テレビ

 

大阪IR(2030年開業)

大阪IR(統合型リゾート)が2030年に部分開業する予定で、近鉄は奈良線から乗り入れる方針。

技術的には、大阪IR(統合型リゾート)から近鉄名古屋駅まで直通列車を運行することは可能と思われる。

大阪IR(統合型リゾート)には世界から富裕層が訪問すると予想され、名古屋へも誘導するためには「名古屋のランドマーク的」な建物が必要になると思う。

 

当ブログの予想のまとめ

  • 名鉄レジャックと名鉄百貨店部分は別々に再開発すると思う
  • 名鉄レジャック跡地は、2024年着工・2029年竣工、高さ100m~150mか?
  • 名鉄百貨店部分は、2024年着工・2032年竣工、高さ300m超の超高層ビルか?
  • 個人的には、TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の高さ390m・延床74万㎡、2027年竣工を超える高さ400mの超高層ビルを建てていただきたい
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