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(和歌山県)南紀白浜空港の滑走路延伸計画(2,000m → 2,500m)2036年完成予定 事業費400億円

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イメージ図(AIで作成したため不正確な部分があります・記事も表もAIで作成)

和歌山県白浜町に位置する南紀白浜空港(愛称:熊野白浜リゾート空港)は、1968年に開港した地方管理空港であり、現在は和歌山県が管理し、南紀白浜エアポートが運営を担当しています。

滑走路は長さ2,000メートル、幅45メートルで、主に東京(羽田)との定期便が1日3往復運航されています。使用機材はボーイング737-800クラスで、年間利用者数は約30万人に達しています。

しかし、滑走路の長さが2,000メートルにとどまっているため、中型機(ボーイング787)や大型機(ボーイング777など)の離着陸や燃料を多く積載する国際線の運航には制限があり、インバウンド需要の拡大や観光振興の面で課題となっていました。

特に、南紀白浜温泉やアドベンチャーワールドなどの観光資源を有する地域にとって、空港の利便性向上は喫緊の課題とされてきました。

 

延伸計画の概要

そこで、和歌山県は、南紀白浜空港の利用者の増加を目的に、現在2,000メートルの滑走路を北西側に500メートル延伸し、合計2,500メートルに延ばす計画を進めています。

現在のところ、北西側に延伸した滑走路の先に進入灯を新設する案が最有力とされています。

基本構想では、最短で5年後の令和12年度(2030年度)から空港の詳細な設計に着手し、令和18年度(2036年度)に工事が完了するとしていて、事業費は、約400億円と試算されています。

 

整備効果(現在→延伸後)

項目 現在(2025年時点) 延伸後(2036年予定)
滑走路長 2,000m × 45m 2,500m× 45m
対応機材 B737クラス B787・A330クラス
国際線対応 制限あり 可能(東南アジア等)
年間利用者数 約30万人 50万人以上(目標)
  • より大きな飛行機が利用可能になり、空港の利便性が高まると期待されています。
  • 空港の年間利用者数を令和11年度(2029年度)に30万人、滑走路延伸後には50万人以上に伸ばす目標を掲げています。

 

課題

延伸した滑走路が空港の敷地外に伸び、進入灯が住宅地に設置されるため用地の取得が必要になるほか、住宅街での騒音などが懸念されます。

地図

 

南紀白浜空港
空港名 南紀白浜空港(なんきしらはまくうこう)
愛称 熊野白浜リゾート空港
所在地 和歌山県西牟婁郡白浜町才野2926番地5
種別 地方管理空港(国管理→県移管済)
管理者 和歌山県
運営 南紀白浜エアポート
開港年月日 1968年4月2日
運用時間 8:30 – 20:00
滑走路 2,000m×45m(将来的に2,500mへ延伸予定)
就航路線
  • 東京(羽田)便(JAL)
  • 1日3往復
  • 使用機材:ボーイング737-800
年間利用者数 約30万人(近年)
特徴 南紀白浜温泉やアドベンチャーワールドなど観光地へのアクセス拠点・関西で数少ない地方空港
アクセス 白浜駅からバスで約15分/白浜温泉から車で約10分
延伸計画 北西側に500メートル延伸し、大型機対応・進入灯設置(総事業費約400億円)
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