
「大阪新阪急ホテル」(左)・「阪急ターミナルビル」(右)
阪急電鉄株式会社と阪急阪神不動産株式会社は、2025年12月中旬より「旧大阪新阪急ホテル」の解体工事に着手します。工事は約3年をかけて進められ、解体完了は2028年秋の予定です。
1964年8月8日に開業した旧大阪新阪急ホテルは、2025年時点で築61年。長年にわたり大阪・梅田の顔として親しまれてきました。
なお、2025年11月時点では跡地活用について正式な発表はありません。しかし、「芝田1丁目計画」として阪急ターミナルビルや阪急「大阪梅田駅」、阪急三番街と一体的に再開発される見通しが高く、今後の動向が注目されています。


旧・大阪新阪急ホテルの建替
旧・大阪新阪急ホテルは、2025年1月4日の宿泊をもって営業を終了しました。その後、2025年大阪・関西万博の開催期間中は、外国人スタッフ向けの宿泊施設として活用されていました。
万博閉幕後の2025年12月中旬からは、本格的な解体工事が始まり、2028年秋に完了する予定です。
また、阪急大阪梅田駅周辺の再開発プロジェクト「芝田1丁目計画」においては、この「大阪新阪急ホテルの解体」が先行して進められる見通しとなっています。
| 施設名 | 旧・大阪新阪急ホテル |
| 所在地 | 大阪市北区芝田一丁目1番35号(住居表示) |
| 用途 | ホテル客室(961室)、料飲施設:7店、宴会場:12室 |
| 竣工 | 1964年(築61年) |
| 敷地面積 | 5,729㎡ |
| 延床面積 | 44,000㎡ |
| 基準階面積 | ― |
| 階数 | 地上11階・地下3階・塔屋3階 |
| 高さ | 40m〜50m |
| 閉館日 | 2025年1月4日 |
| 所有者 | 阪急電鉄株式会社 |
| 解体着工 | 2025年12月中旬 |
| 解体完了 | 2028年秋 |
旧・新阪急ホテルの解体後の予想
当ブログの見立てでは、旧・新阪急ホテルの解体後はすぐに「新・新阪急ホテル」を建設するのではなく、まずは「阪急ターミナルビル」解体・建て替え工事の用地として活用される可能性が高いと考えています。
高さ180m級となる新「阪急ターミナルビル」が完成してから、「新・新阪急ホテル」の建設に着手する流れになると予想しています。
当ブログの予想
- 2025年12月~2028年秋 :新阪急ホテルの解体
- 2028年秋~2030年12月 :阪急ターミナルビルの解体
- 2029年~2035年 :阪急大阪梅田駅と阪急三番街の大規模改修
- 2031年~2035年 :新「阪急ターミナルビル」の建設
- 2035年~2038年 :新「新阪急ホテル」の建設

当ブログ作成(非公式)の完成予想図

出典(阪急阪神不動産)
阪急阪神HDは、「大阪新阪急ホテルの建替」「阪急ターミナルビルの建替」「阪急大阪梅田駅・阪急三番街の全面改修」を一体的に再開発する「芝田1丁目計画」を計画している。
(阪急)芝田1丁目計画の概要(予想)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象施設 | 大阪新阪急ホテル、阪急ターミナルビル、阪急三番街 |
| 目的 | 大阪梅田の国際競争力強化・都市機能の再構築 |
| 完成予定 | 2035年〜2040年頃 |
| 延床面積 | 約30万㎡〜40万㎡(新築部分のみ) |
| 総事業費 | 約2,500億円以上(推定) |
| 主な用途 | ホテル、オフィス、商業施設、MICE施設、エンタメ施設など |
| 設計思想 | 「梅田ビジョン」に基づく国際交流拠点の創出 |
