特定目的会社KS東梅田(関西テレビ放送・サンケイビル)は、大阪市北区の「東梅田エリア」に「オプテージ曽根崎データセンター(OC1)」を2025年10月に竣工する予定。
建物の規模は、地上14階建・高さ85m・延床面積約14,600㎡で、設計・施工は奥村組が担当する。
データセンターの運営は株式会社オプテージ(関西電力グループ)が担当し、2026年1月に稼働予定。
2025年5月(南から撮影)目視では塔屋部分まで到達しているようだ
場所は、関西テレビが所有する土地「KTVエイトビル・KTVパーキングビル跡地」。
アクセスは、大阪メトロ「東梅田駅」から東へ約600m(徒歩7分)、JR大阪駅から約1km(徒歩15分)。
地図
出典 サンケイビル
建物名称 | 曽根崎データセンター(OC1) |
計画名 | (仮称)東梅田ビル計画 |
所在地 | 大阪市北区兎我野町5番、7番5、7番11 |
敷地面積 | 2,239.81㎡ |
建築面積 | 1,107.27㎡ |
延床面積 | 14,614.22㎡ |
容積対象面積 | 13,415.59㎡ |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 地上14階建・塔屋1階 |
サーバールーム | 7.5フロア(最大1,200ラック)
電力容量:7.4MW(フロアあたり約1MW) |
データセンター運営 | 株式会社オプテージ |
高さ | 85.20m |
建築主 | 特定目的会社KS東梅田 |
設計 | 奥村組 |
施工 | 奥村組 |
着工 | 2023年10月10日 |
竣工 | 2025年10月31日 |
運用開始 | 2026年1月(予定) |
特徴 | 免震設計、電源系統の冗長化
72時間以上の連続稼働が可能な非常用発電機 24時間365日の常駐管理 JDCCが定める「ティア4」に準拠した設計 |
建築計画のお知らせ
立面図
配置図
関西のDC市場(データセンター)をめぐってはこれまで、大阪府内の郊外を中心に大規模施設建設が進められてきた。
ただ、万博の開催やJR大阪駅北側の再開発地域「グラングリーン大阪」の整備などが進むことで、都心部でデジタルサービスを手掛ける企業の増大が予想され、それらの企業が迅速に情報にアクセスできる都市型DCの需要増が見込まれている。
オプテージ曽根崎データセンターは、そのような需要に加え、郊外の大規模DCにアクセスするための中継点としても活用される。
引用 産経新聞


2023年11月(南東から撮影)
2023年11月(南西から撮影)
KTVエイトビル
2023年1月(南東から撮影)
大阪市北区兎我野町の「KTVエイトビル」が2023年7月30日までに解体される。
解体の注文者は「特定目的会社KS東梅田」で、解体は三貴株式会社が担当する。
隣接地の「KTVパーキングビル」はすでに解体されている。
アクセスは、大阪メトロ「東梅田駅」から東へ約600m(徒歩7分)。
KTVパーキングビル(2020年7月 筆者撮影)
施設名 | KTVパーキングビル |
所在地 | 大阪市北区兎我野町7-25 |
敷地面積 | 約1,650㎡ |
最寄り駅 | 大阪メトロ「東梅田駅」から東へ徒歩7分(600m) |
名称 | KTVエイトビル(KTVパーキングビル) |
所在地 | 大阪市北区兎我野町7-5 |
延床面積 | 約2,150㎡(500㎡+1,650㎡) |
解体完了日 | 2023年7月30日 |
注文者 | 特定目的会社KS東梅田 |
コメント
KTVエイトビルの敷地面積は500㎡で「KTVパーキングビル跡地」の敷地面積1,650㎡と合計すると約2,150㎡となる。
総務省のHPによると、「特定目的会社KS東梅田」は関電系の「株式会社オプテージ」と共にデータセンターの設置等に関する間接補助事業者に採択されている。
参照 総務省 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000208.html
容積率
当ブログ調べでは、現地の容積率は600%、建ぺい率は80%となっている。
再開発の経緯
旧KTVパーキングビルは、関西テレビ旧本社の道路を挟んだ北側にある。
アクセスは、大阪メトロ東梅田駅から東へ徒歩7分(600m)と駅近とは言えず、本格的な再開発は進んでいなかった。
しかし、住友不動産の梅田ガーデン(56階・高さ191m)、アパホテル&リゾート梅田駅タワー(34階・高さ123m・1,704室)など、周辺の再開発が進んでおり、本物件も再開発されることになったのではないか?
関テレ旧本社跡地(現在は駐車場)
関テレ旧本社跡地(現在は駐車場)
関テレ旧本社跡地(現在は駐車場)