大阪ガス、台湾国営2社からLNG基地建設のコンサル業務を受注 https://t.co/qdx7G5hgJL
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2018年5月17日
大阪ガスは、台湾の国営エネルギー企業2社から、液化天然ガス(LNG)の受け入れ基地建設のコンサルティング業務を4月に受注した。
受注したのは、台湾中油と台湾電力の2社がそれぞれ計画しているLNG基地の気化設備の基本設計などで、総額15億円程度と見られる。
ガスビル(大阪メトロ・本町駅)
コメント
今までは、訪日外国人(インバウンド客)の消費が注目されていたが、関西の企業がアジアに進出する段階に入ったかもしれない。
東京をスルーして、関西とアジアが直接つながる時代へと進化している。これが関経連会長の提唱する「ルック・ウエスト」の具現化なのかもしれない。
2017年度空港利用者数
順位 | 空港名 | 合計利用者 | 国内線 | 国際線 |
1 | 羽田空港 | 8,530万人 | 6,818万人 | 1,712万人 |
2 | 成田空港 | 3,897万人 | 746万人 | 3,151万人 |
3 | 関西空港 | 2,868万人 | 690万人 | 2,178万人 |
羽田空港は2020年の東京オリンピックに向け、国際線を増便する予定で、関空の国際線利用者数を抜くことはほぼ確実だ。
そうなると海外エアラインも、ANAやJALのように羽田空港と成田空港をダブルハブとして関空から撤退する可能性もある。
海外旅行者は、7日間新幹線乗り放題の「ジャパンレール・パス」を購入していることが多い。そのため羽田空港から入国して新幹線で京都に行って、さらに羽田空港から帰国する旅行者も増加する可能性がある。
それを阻止するには関空に国際線を集約することが必要になる。そういう意味で神戸空港の国際化は関西企業のビジネスチャンスを失わせることにつながる。
また、神戸空港への軌道アクセスはポートライナーだが、朝夕は混雑して先発電車に乗れず、次発に乗ることも多い。
神戸市は空港アクセスも整備せずに、神戸空港の国際化と言うだけ言って、また、関西のインフラを混乱に陥れようとしている。
神戸市は、「この国は、東京と神戸が握る」と東京で宣伝しているので、油断してはならない。