梅田阪急ビル(大阪市北区)
県庁所在地の最高路線価(1平米)
国税庁から平成30年1月1日現在(2018年)の路線価が公表された。
路線価
路線価とは相続税や贈与税の申告の評価となる土地価格で、国税庁が毎年7月ころ1月1日現在の地価を公開している。
順位 | 都市名 | 所在地 | 最高路線価 |
1 | 東京都区部 | 中央区銀座 | 4,432万円 |
2 | 大阪市 | 北区角田町 | 1,256万円 |
3 | 横浜市 | 西区(横浜駅西口) | 1,024万円 |
4 | 名古屋市 | 中村区名駅 | 1,000万円 |
5 | 福岡市 | 中央区天神 | 700万円 |
6 | 京都市 | 下京区四条通り | 475万円 |
7 | 札幌市 | 中央区 | 424万円 |
8 | 神戸市 | 中央区三宮 | 392万円 |
9 | さいたま市 | 大宮区大宮駅 | 330万円 |
10 | 広島市 | 中央区 | 280万円 |
出典 国税庁
関西では
- 大阪市 1,176万円(全国2位)+15.7%(前年比)
- 京都市 391万円(全国6位)+20.6%(前年比)
- 神戸市 320万円(全国8位)+14.3%(前年比)
神戸市の路線価は全国8位とやはり低い。ただ、神戸の最高路線価は前年比+14.3%と上昇しているので下げ止まりつつある。
神戸の地価が上昇した理由
神戸市の路線価は上昇してるが、福岡市の最高路線価630万円に対して、神戸市の最高路線価は320万円と、福岡市に遠く及ばない。
また、大阪市の最高路線価1,176万円に対して神戸市の最高路線価320万円と約4分の1に過ぎない。
神戸市の路線価が上昇したのは、神戸市の景気が上向いたのではなく、大阪の路線価が上昇してきたので、それが神戸まで波及したのが原因と思われる。
言い換えれば、大阪の地価が上昇したので、神戸の地価が相対的に割安感がでてきたに過ぎない。