2023年10月(北東から撮影)
住友ビル(大阪市中央区)の建替を、個人ブロガーが勝手に考察してみました。
結論から言うと、現在建設中の「淀屋橋駅西地区都市再生事業」が2026年に開業すると、住友ビルの建替に着手するのではないか?
2023年10月(南東から撮影)
名称 | 住友ビルディング(住友ビル本館) |
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所在地 | 大阪市中央区北浜4丁目5-33 |
敷地面積 | 9,455㎡ |
建築面積 | 5,776㎡ |
延床面積 | 90,541㎡ |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上12階・地下4階 |
高さ | 45m |
運営管理 | 住商ビルマネージメント |
設計 | 日建設計 |
施工 | 大林組 |
竣工 | 1962年 |
現在、住友ビル(大阪市中央区)には、三井住友信託銀行(1F)、住友商事などが入居している。
建替のためには、移転先を確保する必要があるが、大企業の大阪本社・支社くらいの規模になると一括で移転先を確保することは困難となる。
しかし、隣接する「淀屋橋駅西地区都市再生事業」ならば、延床面積は13万㎡で十分なスペースを確保できる。
そもそも、淀屋橋駅の東ビルの高さは150mで、西ビルの高さは135mと高さが揃っていないのが不可解だった。
西ビルは、1フロア当たりの床面積を広くするために、高さを135mと東ビルの高さ150mよりも低くしているのだと思う。
つまり、1フロア当たりの床面積が広いオフィスを必要とするテナントの入居を想定と思われる。
住友ビルの住友系の大企業が移転入居すると考えると整合性がとれる。
ちなみに、東ビルにはみずほ銀行大阪支店、京阪HD本社が入居すると予想されるが、住友系企業の大阪本社ほどはワンフロアの床面積が広いオフィスを必要としないという判断だと思う。
ということで、淀屋橋西ビルが開業する2026年以降に、住友ビルの解体に着手して、2030年頃には高さ100m~150m、延床面積10万㎡~15万㎡のオフィスビルに建替えられるのではないか?
三井住友銀行大阪中央支店は、堺筋に面しているが、御堂筋ほどアクセスがよくない。
したがって、住友ビルのテナントすべてが移転することはないと思う。
やはり、三井住友銀行系のグループ企業のバックオフィス的な使い方をするのではないか?
もちろん、三井住友銀行大阪本店のバックオィスが移転することも考えられる。
そうなると、三井住友銀行大阪本店の改修などの可能性もある。
ただ、三井住友銀行大阪本店は文化財としての価値もあるので、全面的な建替の可能性は低いと思う。