武田薬品工業は、大阪工場(大阪市淀川区)に100億円と投資し、抗がん剤「リュープリン」の製造棟を新設する。
引用 産経新聞
https://www.sankei.com/west/news/180831/wst1808310011-n1.html
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新製造棟
- 建築面積 2,800平米
- 階数 4階建
- ロボットを導入し生産を効率化する
- 着工 2019年春
- 操業開始 2021年春
武田薬品工業 大阪工場
武田薬品工業大阪工場は1915年に開設され、敷地面積約160,000平米と大規模だが、2011年、研究部門は神奈川県湘南研究所に移転し、大阪工場で作っていた固形製剤は山口県光市の光工場で生産し、治験薬部門は武州製薬(埼玉県)に移管する。
大阪工場を「リュープリン」の専用サイトとする方針を公表していた。
武田薬品工業 大阪工場(十三)の業績
- 1987年 「C-70工場棟」が大阪工場に竣工した。原材料の供給から製剤、小分・包装、製品の出荷にいたるまでの全ラインをコンピューターによって運転・制御し、自動化を実現した画期的な工場
- 消化性潰瘍治療薬「タケプロン」1992年 大阪工場で生産開始
- 前立腺がん治療薬「リュープリン」1994年 大阪工場で生産開始
- 高血圧症治療薬 「ブロプレス」1997年 大阪工場で生産開始
- 糖尿病治療薬 「アクトス」1999年 大阪工場で生産開始
リュープリンは2017年度の世界売上高1,144億円で同社の医薬品売上の3位となっている。
武田薬品工業大阪工場(出典 大阪府)
武田薬品工業は、阪急十三駅西側の大阪工場敷地16haの約4割(約6ha)を、2019年夏にも売却すると見られる。
今回、新製造棟を建築するのは、工場敷地の北側と思われる。
武田薬品工業が大阪工場の一部を売却するのは、アイルランド製薬大手「シャイアー」を約7兆円で買収する予定で、財務内容の改善を図る意図があると思われる。
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武田薬品工業は2011年、神奈川県の湘南研究所を新設し、大阪工場の研究部門を移転した。
しかし、移転から7年たっても、湘南研究所の目立った成果は報道されていない。
一方、大阪工場で開発された「リュープリン」は約20年前に基本特許が切れ、成分が公開されているが、独自の改良を重ね年間1,000億円以上売れ続けている。
引用 日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXKZO97644370U6A220C1X91000/
参照 Business Journal
「武田薬品、没落鮮明に ・世界で売れる製品涸渇、外国人社員とリストラが伝統的風土を破壊」
https://biz-journal.jp/2016/05/post_14942_2.html