2025年の日経平均株価は4万5000円を突破する可能性もあるが、逆に3万円まで下落する可能性もあると思う。
2024年12月24日に日経平均株価は39,036円でPER(株価収益率)は約16倍で割高感はない。
2025年の日本企業の利益が約10%増加するなら、2025年末には日経平均株価も10%上昇して約4万3000円になる可能性がある。
ちなみに、2024年7月11日、日経平均株価は4万2224円の史上最高値を付けたので、ここを抜けるとテクニカル的に3000円程度上昇して4万5000円を付ける可能性がある。
割高な米国株
S&P500指数の市場予想PER(株価収益率、12カ月先)は22倍台と割高になっている。
一般的にはPERは16倍程度が適正と言われるので、現在の米国株は約30%も割高になっている。
2024年12月17日~18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利(FFレート)の誘導目標を0.25%引き下げ、4.25~4.50%とした。
しかし、米国株は値下がりしている。
一般的には、2025年の利下げ回数が4回から2回に減少したためとされる。
しかし、実際は、FOMCを契機に割高な米国株を売る動きが起こっていると思う。
このような割高な米国株を売る動きが2025年も続けば、2024年12月23日のNYダウの終値42,840ドルから2割~3割下がってもおかしくはない。
その一方で、2025年1月20日にトランプ氏が大統領に就任するので、関税引き上げによるインフレ、不法移民の取締強化による賃金上昇などからNYダウが5万ドルまで上昇するという見方もある。
コメント
2025年は、NYダウが一時的に5万ドルを突破する可能性はあると思う。
しかし、割高な米国株を売る動きもあると思う。
したがって、一時的にNYダウが2割~3割下落する場面もあるのではないか?
例えば42,840ドルから2割下がると34,300ドル、3割下がると30,000ドルになる。
その時、日経平均も2割~3割下がる可能性がある。
2024年12月24日終値の日経平均株価39,036円から2割下がると31,200円、3割下がると27,300円になる。
2025年の株式市場は難しい展開になると思う。