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「都道府県別魅力度ランキング(2022年)」1位北海道、2位京都、3位沖縄、4位東京、5位大阪

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中央公会堂(大阪・中之島)

民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)は2022年10月8日、2022年の都道府県別魅力度ランキングを発表した。

具体的には「以下の自治体について、どの程度魅力を感じますか?」という問いに対して

  • 「とても魅力的」を100点
  • 「やや魅力的」を50点
  • 「どちらでもない」「あまり魅力を感じない」「全く魅力的でない」を0点

として、それらの回答を自治体ごとに集計(点数)として算出した。点数が大きいほど消費者はその地域を「魅力的」と感じる人が多いことになる。

引用 https://news.tiiki.jp/articles/4697

上位の都道府県は観光客も多く、「観光に行く場合の魅力度」という意味だと思う。

 

魅力度が高い都道府県(2022年)

「うめきた2期(JR大阪駅北側再開発)」(出典 UR都市機構)

順位 都道府県名 点数
1位 北海道 73.3
2位 京都府 57.3
3位 沖縄県 53.6
4位 東京都 49.3
5位 大阪府 43.2
6位 神奈川県 41.6
7位 福岡県 40.8
8位 奈良県 36.9
9位 長崎県 35.8
10位 石川県 33.1
11位 兵庫県 32.4
12位 長野県 32.2
13位 千葉県 32.0
14位 静岡県 30.5
15位 宮城県 29.6
16位 鹿児島県 27.6
17位 熊本県 27.4
18位 広島県 27.3
19位 青森県 26.7
20位 愛知県 25.8

北海道道は14年連続1位、京都府も14年連続2位となった。

3位の沖縄県は0.8点低下した。

4位の東京都は49.3点、5位の大阪府は43.2点で差は6.1点となった。前年の差5.5点から拡大している。

「うめきた2期」が一部街びらきする2024年、大阪・関西万博が開催される2025年には、大阪府の魅力度が上昇する可能性もある。

大阪・関西万博(2025年)

魅力度が高い都道府県(2022年)

順位 都道府県名 点数
21位 宮崎県 25.4
22位 三重県 25.2
23位 富山県 24.7
23位 秋田県 24.7
25位 新潟県 24.3
26位 和歌山県 23.7
27位 山梨県 23.6
28位 山形県 23.1
29位 大分県 22.5
29位 高知県 22.5
31位 岩手県 22.4
32位 香川県 22.3
33位 岡山県 21.0
34位 福島県 20.0
34位 岐阜県 20.0
36位 愛媛県 36.0
37位 福井県 19.0
38位 滋賀県 18.3
39位 島根県 18.1
40位 栃木県 17.7

 

ザ・リッツ・カールトン日光(2020年7月15日)


エリア 栃木・日光(中禅寺湖畔)
店舗名 ザ・リッツ・カールトン日光
所在地 栃木県日光市中宮祠2482番地
客室数 94室
開業 2020年7月15日
アクセス 東武「日光駅」またはJR「日光駅」車40分

栃木県には「日光」「那須」など観光地が多いが、それが「栃木県」と結びついていないと思う。実力的には10位~20位であってもおかしくないと思う。

 

魅力度が高い都道府県(2022年)

順位 都道府県名 点数
41位 徳島県 17.4
42位 鳥取県 17.3
43位 山口県 15.4
44位 群馬県 15.1
45位 埼玉県 14.3
46位 茨城県 13.5
47位 佐賀県 13.2

大阪IR(2029年部分開業予定)

 

以下は2021年度の記事

民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)が2021年10月9日、2021年の都道府県別魅力度ランキングを発表した。

具体的には「以下の自治体について、どの程度魅力を感じますか?」という問いに対して

  • 「とても魅力的」を100点
  • 「やや魅力的」を50点
  • 「どちらでもない」「あまり魅力を感じない」「全く魅力的でない」を0点

として、それらの回答を自治体ごとに集計(点数)として算出した。点数が大きいほど消費者はその地域を「魅力的」と感じる人が多いことになる。

引用 https://news.tiiki.jp/articles/4697

 

魅力度が高い都道府県(2021年)

順位 都道府県名 点数
1位 北海道 73.4
2位 京都府 56.4
3位 沖縄県 54.4
4位 東京都 47.5
5位 大阪府 42.0
6位 神奈川県 40.0
7位 福岡県 37.5
8位 長崎県 33.9
9位 奈良県 33.4
10位 長野県 32.5
10位 石川県 32.5
12位 千葉県 30.4
13位 兵庫県 30.0

北海道道は13年連続1位、京都府も13年連続2位、大阪府は前年の6位から5位に上昇した。

4位の東京都は47.5点、5位の大阪府は42.0点なので差は5.5点となっている。

「うめきた2期」が一部街びらきする2024年、大阪・関西万博が開催される2025年には、大阪府が東京都を抜く可能性もある。

 

魅力度とは「観光で行きたい」と言う意味か?

JR大阪駅前(2021年)

魅力度とは具体的にどういうことか?

上位のランキングを見ながら考察してみます。

順位 都道府県名 特徴
1位 北海道 雄大な自然・ウインタースポーツ
2位 京都府 古都の歴史的町並み・神社仏閣
3位 沖縄県 美しい海・冬でも温暖な気候
4位 東京都 都市観光
5位 大阪府 都市観光

1位~5位の都道府県は自然観光、歴史観光、都市観光とタイプは違うが、すべて交通アクセスがいいという共通点がある。

例えば「美しい海」があっても1週間に1便の航空便しかないなら「魅力的(行きたい)」とは思わない。

魅力度3位の沖縄は、羽田=那覇便が通常期でANA15往復、JAL15往復、スカイマーク6往復の1日36往復運航されている。

魅力度2位の京都は地下鉄が2路線しかないが、市バスが縦横無尽に運行しており1日700円(2021年10月から)で乗り放題となる。

東京都は地下鉄13路線、大阪府は地下鉄8路線で、都心部はほとんど駅から徒歩10分~15分で行ける。

団体旅行なら貸し切りバスで観光するので「公共交通機関」の必要性はそれほど高くなかった。

しかし、個人旅行が主流となっているので、個人が自由に移動できる「公共交通機関」の整備が重要になっている。

しかし、公共交通機関の整備には多額の費用がかかる。例えば那覇空港は2020年3月に第2滑走路の供用を開始したが総事業費は2,074億円だった。

結局、魅力度を高めるためには、数千億円の費用がかかる空港整備、1km当たり400億円かかる地下鉄整備など公共交通機関の整備が必要だと思う。

それが無理なら京都市のように毎年多額の赤字(2021年度56億円の赤字予想)を出しながら市バスを運行するしかない。但し、毎年50億円の赤字なら20年間で1000億円の赤字となるので、普通の都市ではできないと思う。

いくら魅力的な観光拠点を作っても空港もなく、新幹線もなく、高速道路もないなら1日100人くらいしか来ないと思う。

地下鉄の建設費は1km当たり400億円かかるので、市街地全域に地下鉄を建設できるのは、東京、大阪、名古屋、横浜、札幌、福岡くらいしかない。

福岡市は2015年に人口153万人で神戸市の人口を追い抜き、2021年10月現在162万人と6年間で9万人も人口が増加している。

この人口増加を背景に、福岡市は地下鉄七隈線の延伸事業を進めており、2022年度に開通する予定だ。交通機関の利便性が高まれば、さらにオフィスや商業施設が建設され人口が増加する。

都市観光については、人口増加 → 交通機関の整備 → 魅力度の上昇ということだと思う。

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