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ユナイテッド・アーバン投資法人、心斎橋OPA本館を約431億円で譲渡 2026年1月12日閉店、2026年4月全テナント退去

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本記事はAI技術により自動作成されています

2025年9月29日、ユナイテッド・アーバン投資法人は、「心斎橋OPA本館」に関する信託受益権の譲渡(約431億円)と、それに付随する土地賃貸借契約の締結を決定した旨を公表しました。

建物所有者のユナイテッド・アーバン投資法人は、丸紅株式会社系の投資会社で2003年12月22日に東京証券取引所不動産投資信託証券市場(銘柄コード:8960)に上場しました。

参照 ユナイテッド・アーバン投資法人PDF

アクセスは、大阪メトロ御堂筋線「心斎橋駅」直結。

地図

 

心斎橋OPAってどんなビル?

大阪メトロ「心斎橋駅」直結の大型商業施設「心斎橋OPA本館」。

地下3階~地上12階まであり、若者向けファッションを中心にテナントが入っている人気のビルです。

立地は一等地の御堂筋沿い。大阪でも有数の商業スポットです。

心斎橋OPAは「本館」と「きれい館」で構成されていますが、今回譲渡の対象となるのは「心斎橋OPA本館」です。

  • 2026年1月12日閉店
  • 2026年4月全テナント退去

 

今回の発表の内容

ユナイテッド・アーバン投資法人(REIT)は、この心斎橋OPAを売却すると発表しました。

  • 売却額              :約431億円
  • 帳簿上の価格:約215億円
  • → 200億円以上の利益が出る見込み
  • 買主                 :国内事業法人2社(非公開)

つまり「買ったときよりも高い値段で売れる」ということです。

心斎橋OPA本館

施設名 心斎橋OPA本館
所在地 大阪市中央区西心斎橋1-4-3
用途 商業施設(店舗/付随施設)
敷地面積 2,430.23㎡
延床面積 約25,895.78㎡
総賃貸面積 約11,200㎡
階数 地上12階建・地下3階
建物所有者 ユナイテッド・アーバン投資法人
譲渡価格 431億円
開店日 1994年11月19日
閉店 2026年1月12日閉店、2026年4月全テナント退去

 

譲渡スケジュール

2025年9月29日:信託受益権売買契約締結日

2026年6月1日予定:物件引渡し・代金受領(建物+土地準共有持分20%)

土地準共有持分の部分は、2027年5月25日、2027年11月24日、2028年5月25日、2028年11月24日、2029年5月25日、の5回に分けて16%ずつ順次譲渡される予定。

当ブログの考察

ユナイテッド・アーバン投資法人は、株のように投資家が買える上場会社です。投資家は「安定した利益(利回り)」を期待しています。

そのため、建物などを一度に全部売って一気に利益を出すのではなく、売却を6回に分けて、半年ごとに少しずつ利益を出すやり方にしたのかもしれません。こうすることで、投資家に安定した利益を届けやすくなります。

 

なぜ売るの?

一番の理由はテナントの退去です。
いま入っている主要テナント(大手小売業)が2026年4月に退去することが決まっています。

  • 空室リスクが発生する
  • 新しいテナントを見つけるまで収益が下がる
  • 改修やリニューアルに大きな費用がかかる

こうしたリスクを避けるため、高値で売却できるうちに売るという判断をしたわけです。

 

土地一時使用賃貸借契約の概要
テナント名    : 譲渡先A(非開示)
借地権の内容:一時使用目的の賃貸借(借地借家法25条)
賃貸借期間    :2026年6月1日~2029年5月24日
賃貸契約面積:全体 2,455.16㎡(土地面積)
心斎橋OPA本館のビル自体はどうなる?
  • 2026年1月12日閉店
  • 2026年4月にテナントが退去予定
  • 2029年5月24日に一時使用目的の賃貸借が終了
  • その後、新しい所有者がどう活用するかが注目ポイントです
  • 大規模リニューアル
  • 新ブランドの大型店誘致
  • ホテルや複合施設への用途変更

当ブログの予想では、心斎橋という立地を考えると、インバウンド客をターゲットにした高級ブランド店とホテルの需要が高いと考えられます。

そのため、現状の建物は解体されて建て直される可能性が高く、低層階には高級ブランド店、高層階にはホテルが入るのではないかと予想されます。

また、近隣では「大丸・南館」の建替え計画も進行しており、その仮店舗など一部機能の受け皿となる可能性も考えられます。

 

以下は過去記事

2025年1月10日、イオンモール株式会社は、大阪市中央区の商業施設「心斎橋オーパ(OPA)」を2026年1月12日に閉店すると発表しました(※営業終了日は業種により異なります)。

同社が発表したニュースリリースによると、都市型ショッピングセンター(SC)事業は近年、営業赤字が続いており、心斎橋オーパは大阪市中心部という競争の激しい立地にあることから、テナントの入れ替えや改装などの投資負担が重く、採算が悪化していたとしています。

今後、イオンモールは収益性の高い郊外型の大型ショッピングセンターへの投資に重点を移す方針です。

ニュースリリース イオンモールPDF

心斎橋オーパ 施設概要
心斎橋オーパ「本館」
施設名 心斎橋オーパ「本館」
所在地 大阪市中央区西心斎橋1-4-3
敷地面積 約2,800㎡
延床面積 約27,000㎡
総賃貸面積 約11,200㎡
建物所有者 ユナイテッド・アーバン投資法人
開店日 1994年11月19日

 

心斎橋オーパ「きれい館」

施設名 心斎橋オーパ「きれい館」
所在地 大阪市中央区西心斎橋1-9-2
敷地面積 約1,000㎡
延床面積 約4,900㎡
総賃貸面積 約2,400㎡
建物所有者 【信託受託者】三井住友信託銀行株式会社
開店日 1998年8月6日

 

コメント

大阪の北摂地域に住む10代~20代の若者は、JR大阪駅周辺にある「ルクア」「HEP FIVE」「エスト」などの商業施設を訪れる傾向があります。一方、大阪南部や堺エリアの同世代は、「なんばCITY」「なんばパークス」「あべのキューズモール」を利用することが多いようです。

もちろん、「心斎橋オーパ」にも梅田、難波、天王寺と同様のブランドが多数入居していますが、立地や利便性を考慮すると、あえて足を運ぶ必要性はそれほど高くないと感じられるかもしれません。

特にZ世代(1996〜2012年生まれ)にとって、ユニクロは「手頃な価格」「シンプルで着回しやすい」「トレンドを押さえたデザイン」が魅力のブランドで人気となり、他のアパレルブランドは軒並み苦戦を強いられています。

さらに、オンラインショッピングの利用が急増する一方で、リアル店舗の来店数は減少傾向にあり、購買行動の主軸がデジタルへと移行しています。

また、心斎橋を訪問するインバウンド客は多いものの、人気の「高級ブランド店」が少ないため、十分に集客できませんでした。

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