
手柄山平和公園駅 南側イメージ
2025年12月12日、JR西日本は山陽本線「姫路駅」~「英賀保(あがほ)駅」間に新駅 「手柄山平和公園駅(てがらやまへいわこうえん)」を2026年3月14日に開業すると発表しました。
全ての新快速と快速、普通列車に加え、朝夕の時間帯には、快適で便利な通勤特急「らくラクはりま」も停車します。
運転本数
姫路方面:86本(平日) 81本(土休日)
網干方面:90本(平日) 84本(土休日)
通勤特急「らくラクはりま」の所要時間
網干駅⇒大阪駅・京都駅方面
らくラクはりま2 号(手柄山平和公園発6:16)ー(三宮駅着7:03)ー(大阪着7:21)
らくラクはりま4 号(手柄山平和公園発7:02)ー(三宮駅着7:49)ー(大阪着8:17)
新駅誕生の背景
新駅が設置されるのは、姫路駅から西へ約1.5km、英賀保駅との中間地点にあたる姫路市西延末付近。近隣には姫路市民に親しまれてきた「手柄山中央公園」があり、今回の駅名はこの公園と園内にある「手柄山平和資料館」にちなんで名付けられました。
姫路市にとっての意義
姫路といえば「姫路城」が世界遺産として広く知られていますが、手柄山エリアは「市民の憩いの場」でありながら、観光面では十分に注目されていませんでした。今回の新駅開業は、姫路城と並ぶ新しい観光拠点への入り口としての役割も果たすでしょう。
新駅の開業により、姫路市中心部南側の交通利便性は大きく向上し、通勤・通学だけでなく、周辺エリアのまちづくりや再開発への波及効果も期待されます。

| 新駅名 | 手柄山平和公園駅 |
| 所在地 | 兵庫県姫路市西延末 |
| 駅舎デザインコンセプト | 生まれ変わる公園の新たな玄関口 |
| 停車車両 | 全ての新快速と快速、普通列車 (朝夕の時間帯のみ)通勤特急「らくラクはりま」 |
| 駅設備 | 橋上駅舎 |
| ホーム | 相対式ホーム2面(延長 245 メートル、幅 3~5 メートル:12両対応) |
| 旅客上家 | 6両対応 |
| 自動改札 | 3通路(内1台は幅広通路) |
| 自動券売機 | 3台(内1台はみどりの券売機) |
| エレベーター | 2基(改札内) |
| 開業予定 | 2026年3月14日 |

JR山陽本線の姫路~英賀保間の駅間距離は約4.6kmで、新駅はその中間付近(英賀保駅から約2.8km、姫路駅から約1.8km)の西延末(にしのぶすえ)地区に設置される。

駅周辺施設
(1)ひめじスーパーアリーナ
(2)駅南北を結ぶ橋上自由通路
(3)駅前広場・駐輪場
新駅が設置される西延末(にしのぶすえ)地区には、手柄山中央公園(陸上競技場・市民プール・体育館・県武道館・姫路球場)がある。
また、新駅のホームは12両対応となることから、新快速(12両編成)の発着も技術的には可能かもしれない。

観光・地域振興への効果
手柄山中央公園には、遊園地や体育館、水族館の跡地を活用した施設、平和資料館など、多彩な文化・スポーツ・学びの場が集まっています。しかしこれまで最寄りの鉄道駅はなく、バスや自家用車でのアクセスが中心でした。
新駅の開業により、観光客やイベント利用者が気軽に訪れやすくなり、地域のにぎわい創出につながることが期待されています。
