観光庁は、カジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、誘致を希望する自治体からの申請受付期間を2021年1月4日から同7月30日までとする日程案を公表した。政府は来月18日までの意見公募を経て、来春をめどに申請受付期間を盛り込んだ基本方針を正式決定する。
引用 時事通信 https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111901135&g=eco
IRスケジュール(予想)
年 | 内容 |
2018年 | IR整備法成立(国内最大3都市にIRを設置) |
2019年~2021年? | (国)による「基本方針策定」 |
(都道府県)による事業者公募・選定 | |
(都道府県・IR事業者)区域整備計画の認定申請 | |
(国)によるIR区域認定 | |
2022年~2023年? | (IR事業者)カジノ免許申請 |
(カジノ管理委員会)カジノ免許付与 | |
2023年~2024年? | IR建設着工 |
2025年~2026年? | IR開業 |
IR候補地は「北海道、千葉市、東京都、横浜市、名古屋市、大阪府・市、和歌山県、長崎県の合計8地域」だが、大阪府・市以外の自治体では調整が遅れており、(都道府県・IR事業者)区域整備計画の認定申請も2021年1月4日~2021年7月30日に先送りされたと言える。
大阪府・市は、カジノを含む統合型リゾート(IR)は2025年の大阪・関西万博の前の2024年の開業を目指しているが、調整が遅れている自治体に配慮した結果、スケジュールはかなり厳しくなった。
コメント
大阪府・市がIR誘致に努力して先行しているが、そういった努力をしていない自治体に合わせてスケジュールを遅らすのはいかがなものか?
IR開業には3,000室以上の宿泊施設、6,000人収容の国際会議場を建設する必要があり、2024年開業の全面開業は不可能と思われる。
日本への参入を目指す運営会社
- MGMリゾーツ・インターナショナル(アメリカ)
- ラスベガス・サンズ(アメリカ)
- メルコリゾート&エンターテインメント(香港)
- ギャラクシー・エンターテインメント・グループ(マカオ)
コメント
国は、2020年の東京オリンピック後の景気の落ち込み対策としてIR建設をすると思われる。
しかし、IR区域は最大3ヵ所で、有力立候補地は大阪・長崎・和歌山と「東京・横浜」は消極的だ。
国としては「東京・横浜」に立候補する猶予を与えるため、IRスケジュールを遅らせている可能性もある。
東京・横浜が立候補した場合のIR区域と事業者(当ブログ予想)
IR区域 | 事業者 |
大阪 | MGM・オリックス |
東京・横浜 | サンズ |
長崎 | メルコリゾート OR ギャラクシー |
東京・横浜は最大の市場規模であり、国としては景気対策としては首都圏にIRを建設したい意向と思われる。