ANAクラウンプラザホテル大阪(大阪市北区)が2025年10月15日(2025年10月16日チェックアウト)に営業を終了すると、ホテル運営会社「GHS株式会社」が発表した。
賃貸人(ダイビル株式会社)との定期建物賃貸借契約の満了によるもので、営業終了後については発表がない。
また、館内のレストランについいては、2025年2月28日から順次営業を終了する。
- 「京料理 たん熊 北店」(6階) 2025年2月28日(金) 閉店
- 「中国料理 花梨」(6階) 2025年3月31日(月) 閉店
- 「メゾン タテル ヨシノ」(2階) 2025年3月31日(月) 閉店
アクセスは、JR大阪駅駅から徒歩15分。
地図
ホテル名称 | ANAクラウンプラザホテル大阪 |
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建物名称 | 堂島ダイビル |
所在地 | 大阪市北区堂島浜1-3-1 |
用途 | ホテル |
敷地面積 | 4,607.73㎡ |
延床面積 | 44,770.16㎡ |
構造 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造) |
高さ | 最頂部87m(屋上79m) |
階数 | 地上23階地下3階 |
建築主 | ダイビル株式会社 |
ホテル運営会社 | GHS株式会社 |
設計 | 日建設計 |
施工 | 大林組、大成建設、鴻池組の3社で構成する共同事業体 |
着工 | 1982年7月23日 |
竣工 | 1984年9月30日 |
ホテル開業 | 「大阪全日空ホテル・シェラトン」開業1984年9月30日
「大阪全日空ホテル」に改称1996年1月1日 「ANAクラウンプラザホテル大阪」に改称2008年10月1日 |
アクセス | JR大阪駅より徒歩15分 |
本物件の東側には「新ダイビル」、さらに東側には「大阪堂島浜タワー」が開業しており、本物件も高層化すると予想される。
- 新ダイビル(地上31階・高さ149m・敷地面積8,400㎡・延床面積約76,000㎡・2015年竣工)
- 大阪堂島浜タワー(地上32階・高さ143m・敷地面積約3,600㎡・延床面積約67,000㎡・2024年竣工)カンデオホテルズ大阪ザ・タワー(548室)入居
ANAクラウンプラザホテル大阪の敷地面積は単独で約4,600㎡で、大阪堂島浜タワーの敷地面積約3,600㎡よりも大きい。
したがって、地上30階以上・高さ150mの規模に建替えることも可能だと思う。
クラブ関西との関係
本物件の西隣には「クラブ関西」があり、その空中権をANAクラウンプラザホテル大阪に移転し容積率を引き上げている。
したがって、クラブ関西と一体的に再開発する可能性もある。
その場合、敷地面積は約7,300㎡となり、新ダイビルの敷地面積約8,400㎡に近い規模になる。
用途としては、オフィスビル、ホテル、住宅が考えられるが、所有者の「ダイビル」は土地を保有する方針と見られ、分譲マンションとして売却することはないと思う。
住宅が入居する場合もサービスアパートメントのような高級賃貸になると予想される。
現状のアクセスは、JR大阪駅から徒歩15分とやや悪い。
しかし、2031年に「なにわ筋線・中之島駅」が開業すると、本物件から徒歩2分~3分の「大江橋駅」から「なにわ筋線・中之島駅」で乗り換えて、新大阪や関空に行けるようになる。
したがって、2031年頃に再開発が完了するのではないか?