J・フロントリテイリング傘下、大丸松坂屋百貨店の大丸心斎橋店(大阪市)は、2025年2月までに全館改装する。
大改装は2019年の本館建て替え以来初めてで、訪日客などを狙い高級腕時計売り場を従来比2倍弱としキャラクター品も増やす。
改装後の初年度売上高は2024年2月の957億円から最大3割増の1,300億円以上にする。
実現すると、J・フロントリテイリングの店舗の中で、もっとも売上高の大きい「松坂屋 名古屋店」の1,268億円と同規模となる。
全国のデパート店舗の中で10位程度に相当する。
また、大丸心斎橋店は開業300周年も控えており集客力を高める。
2024年2月期 店舗別売上高
デパート名 | 店舗名 | 売上高 |
大丸 | 心斎橋店 | 957億円 |
梅田店 | 550億円 | |
東京店 | 783億円 | |
京都店 | 705億円 | |
神戸店 | 918億円 | |
札幌店 | 754億円 | |
松坂屋 | 名古屋店 | 1,268億円 |
上野店 | 254億円 | |
静岡店 | 177億円 | |
高槻店 | 54億円 |
ちなみに、関西の店舗は「店(みせ)」と呼び、他の地域は「店(てん)」と呼んでいるようだ。
百貨店店舗別売上高(2024年2月期・3月期)
(売上高1,000億円の店舗と関西の主要店舗)
(個人ブログまとめ・100%の正確性はありません・四捨五入)
店舗 | 売上高(前年比) |
---|---|
(阪急うめだ本店+阪神梅田本店) | (3,801億円) |
(1位)伊勢丹新宿本店 | 3,759億円(+14.7%) |
(2位)阪急うめだ本店 | 3,140億円(+20.3%) |
(3位)JR名古屋高島屋 | 1,940億円(+12.5) |
(4位)西武池袋本店 | 1,768億円(2023年) |
(5位)髙島屋大阪店 | 1,592億円(+20.6%) |
(6位)三越日本橋本店 | 1,529億円(+10.4%) |
(7位)髙島屋日本橋店 | 1,493億円(+4.4%) |
(8位)髙島屋横浜店 | 1,346億円(+2.1%) |
(9位)松坂屋名古屋店 | 1,269億円(+7.7%) |
(10位)あべのハルカス近鉄本店 | 1,211億円(+6.0%) |
そごう横浜 | 1,063億円(2023年) |
三越銀座店 | 1,048億円(+35.6%) |
髙島屋京都店 | 972億円(+15.7%) |
大丸大阪心斎橋店 | 957億円(+35.2%) |
大丸神戸店 | 918億円(+9.4%) |
大丸京都店 | 705億円(+14.6%) |
ジェイアール京都伊勢丹 | 695億円(+11.7%) |
大丸大阪梅田店 | 550億円(+13.9%) |
大丸心斎橋店本館 建替工事 概要
名称 | 大丸心斎橋店本館建替計画 |
所在地 | 大阪市中央区心斎橋筋1丁目1番他 |
用途 | 百貨店 |
敷地面積 | 10,755.72㎡ |
建築面積 | 5,631.51㎡ |
延床面積 | 66,562.54㎡ |
容積対象面積 | 63,910.79㎡ |
構造 | 鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上11階・地下3階・塔屋1階 |
高さ | 59.872m |
着工 | 2017年1月1日 |
竣工 | 2019年8月31日 |