2024年6月(南東から撮影)
阪急電鉄は、阪急「大阪梅田駅」近くの「東阪急ビル」を2026年10月15日までに解体すると見られる。
「東阪急ビル」の規模は、地上9階建・敷地面積約1,300㎡、延床面積約17,000㎡で、1966年3月竣工で築約58年となる。
現地の労災保険関係成立票の期限は2025年10月15日で、その頃までに解体が完了すると予想される。
アクセスは、阪急「大阪梅田駅」から東へ徒歩3分。
地図
東阪急ビル
2024年6月(南から撮影)
名称 | 東阪急ビル |
所在地 | 大阪市北区角田町1-1 |
敷地面積 | 約1,300㎡ |
延床面積 | 約17,000㎡(5,195坪) |
階数 | 地上9階建・地下4階建 |
構造 | 鉄骨造 |
竣工 | 1966年3月 |
容積率 | 800%(当ブログ調べ) |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
解体完了 | 2025年10月15日(予想) |
アクセス | 阪急「大阪梅田駅」から東へ徒歩3分 |
敷地面積約1,300㎡、容積率800%で試算すると、延床面積は約1万㎡となる。
JR大阪駅直結のJPタワー大阪(40階・高さ188m・延床面積約23万㎡・2024年3月竣工)などと比較すると規模が小さい。
大阪梅田周辺のオフィスビルとしては、延床面積5万㎡以上が理想だと思う。
左:阪急ファイブ アネックス/右:東阪急ビル(2024年6月西から撮影)
「東阪急ビル」の北側に阪急系の「阪急ファイブ アネックス」があるが、その間には別の地権者のビルが2棟(東側1棟・西側1棟)あり、さらに「阪急ファイブ アネックス」の北側に1棟がある。
阪急としては、5棟の一体開発を目指すと思うが、そう簡単な話ではない。
一体開発できない場合は、駐車場併設のオフィスビルになるかもしれない。
阪急阪神HDは「大阪新阪急ホテル・阪急ターミナルビルの建替」「阪急三番街の全面改修」プロジェクトである「芝田1丁目計画」を計画しており、2035年頃竣工する予定。
優先順位としては、「芝田1丁目計画」の方が高いと思われる。
別の再開発物件ではあるが、JPタワー大阪の開発では既存の駐車場の代替として大阪ステーションシティ駐車場を増築した後に新築着工した。
同様に阪急阪神HDの「芝田1丁目計画」を再開発するにあたって、既存の駐車場の代替地が必要になるのではないか?
「芝田1丁目計画」の代替駐車場の立地としてはちょっと距離はあるが、「東阪急ビル」を解体後、地下や低層階を駐車場とし、上層階をオフィス、商業施設、ホテルとすることもできる。
駐車場併設オフィスのメリット
JR大阪駅前の10万㎡~20万㎡の大規模オフィスの場合、社用車を使いづらい。
したがって、社用車を利用する会社にとっては、駐車場を使いやすいオフィスビルであれば、JR大阪駅から徒歩5分(阪急大阪梅田駅から徒歩3分)と距離があっても入居ニーズはあると思う。
2023年11月(南から撮影)
2023年11月撮影
「パークス サウス スクエア」
建物の規模は、地上14階建・高さ約58m・敷地面積約2,500㎡・延床面積約2万㎡で、低層部は駐車場、上層部にはオフィスが入居する。