神戸新聞によると、新神戸駅~谷上駅(7.5km)の「北神急行」の事業を阪急電鉄から神戸市へ譲渡する交渉が2019年3月にも決着する。
引用・参照 神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201902/0012080789.shtml
北神急行電鉄は、阪急電鉄や神戸電鉄が株主となり、1988年4月に開業し、2007年からは阪急阪神ホールディングスの連結子会社となっている。
しかし、建設費が700億円を超えたため、初乗り運賃が360円と高額になっていた。
神戸市は2022年までに運営を引き継ぐ見通しで、神戸市営地下鉄の運賃体系を適用すると「三宮駅~谷上駅」の運賃は現在の片道540円から片道270円となる。
コメント
神戸市の北区と西区は交通が不便なため人口が減少している。そのため鉄道運賃を引き下げるために、神戸市が事業を引き継ぐものと思われる。
しかし、北神急行は資産400億円に対して、残債650億円とされ、神戸市の財政負担は数百億円とも予想される。
運賃を下げたとしても、あまり効果がないと思う。というのは、神戸市北区の住民は車で移動するのが多いからだ。したがって鉄道運賃を値下げしたところで、車で移動する生活を変えることはないと思う。
また、神戸市北区から通勤する会社員は、通勤定期だから元々自己負担はないので、運賃値下げによるメリットはない。
実際に事業譲渡するには神戸市議会の承認が必要になるのではないか?
いろいろ考えると2019年3月にすべてが決着するとは考えにくい。
そうなると、2019年4月の統一地方選挙を有利にしたいという勢力が動いている可能性もある。