JR西日本決算
期 | 2021年3月 | 2022年3月(予想) |
最終損益(赤字額) | -2,332億円(赤字) | -815億円~-1,165億円(赤字) |
有利子負債 | 1兆5789億円 |
JR西日本は、新型コロナウイルスの影響で2期連続の最終赤字が見込まれるため、新株を発行(公募増資)して2,507億円を市場から調達した。
今後は、財務基盤の立て直しを図ると思われる。
資金使途
項目 | 金額 |
大阪駅西側エリアの再開発 | 700億円 |
鉄道のメンテナンス設備と車両 | 600億円 |
デジタル技術への投資 | 100億円 |
債務返済 | 1,107億円 |
合計 | 2,507億円 |
大阪駅西側エリアの再開発に700億円を投資するが、JR三ノ宮駅再開発に投資するとは発表されていない。
JR広島駅ビル建替工事の投資額600億円についても今回は言及されていないので、はっきりとは言えないが、JR三ノ宮駅ビルへの投資は先送りされた可能性があると思う。
2022年3月決算も赤字予想なので、2022年内にJR三ノ宮駅ビルへの投資額約400億円を借入するとは思えない。
早くても2023年頃に計画を再始動させ、2024年に神戸市の都市計画決定、2024年秋にJR大阪駅西北ビル(仮称)が稼働した後、2025年頃に着工し、2028年頃に完成するのではないか?