2025年4月18日、神戸空港に国際チャーター便が就航する。
そのため、2025年3月20日から飛行ルートが変更された。
神戸空港では、「西から着陸し」、「西に向かって離陸する」という鉄道の単線のような運用をしている。
従来は、西からの着陸機がILSで着陸した後、出発機が離陸していた。
しかし、2025年3月20日からは、着陸機は途中までILSで進入するが滑走路手前で南に方向を変え、高度180mでカーブしながら180度ターンをして着陸(サークリングアプローチ)することが多くなった。
しかも、出発機が離陸している間にサークリングアプローチして、出発機が離陸した直後に着陸するというプレッシャーも加わる困難な着陸だ。
夜間の海上は目標物がなく、180度ターンで30度くらい機体が傾くと、バーティゴ(空間識失調)になる可能性がある。
慣熟飛行すべき
一般的な国際空港、例えば関西国際空港は2本の滑走路とも両方向にILSが設置されており、安全に着陸できる。
国際空港ではILSを使用した着陸が一般的で、それに慣れた国際線パイロットにとって、ILSを使用しない着陸は難易度が高い。
そもそも、世界的に海の中にある海上空港は珍しく、不慣れなパイロットも多い。
初めての海上空港で、高度180mのサークリングアプローチで180度ターン、遅延していれば夜間着陸の可能性もある。
フライトシミュレーションだけでは不安だと思う。
そこで、神戸市が費用を負担して、国際チャーター便の「慣熟飛行」をすべきだと思う。
- 大韓航空(ソウル便)2往復/毎日
- 吉祥航空(上海便)1往復/毎日
- 吉祥航空(南京便)1往復/毎日
- スターラックス航空(台北便)3往復/週
- スターラックス航空(台中便)1往復/週
- エバー航空(台北便)2往復/週
2010年、ひょうごツーリズム協会が実施した伊丹空港発着の国際チャーター便の費用は伊丹=上海間で約2,000万円だった。機材は、中国東方航空のエアバスA320(156 人乗り)だった。
上記4社の「慣熟飛行」の費用は1億円を超える可能性もあるが、安全のための費用で惜しむべきではない。
初の国際チャーター便が神戸空港に着陸できずに関空にダイバートしたら大変ですからね。