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【コラム】神戸と京都 どうなる2020年ホテル問題

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神戸の有名菓子店の事業停止の報道を受け、過去に書いた記事

「イグレック・プリュス」と「御影高杉」閉店、神戸スイーツが不振な理由

へのアクセスが増加した。

最近、京都に行ってきたが、「神戸」と「京都」は大きな差があると感じた。

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どの都市でも「いい面と悪い面」がある。

当ブログでも「神戸のいい面と悪い面」を書いている。

そうすると、頭のおかしい神戸人がSNSで当ブログに絡んでくる。

量的に、神戸の悪い面が多いかもしれない。

しかし、それは、神戸経済が衰退、人口減少、インバウンドの素通りと、「神戸の実態が悪い」からに過ぎない。

神戸ブロガーさんは、神戸の中心市街地の10階建くらいのビルが2階建てのカフェに再開発されるのを「階高が高いから3階相当」と好評価しているようだ。

しかし、京都や大阪を比較すると、神戸の経済状態はかなり最悪と言っていいほどに悪い。

こう書くと「神戸は神戸、他と比較する必要はない」と神戸人は言うだろう。

だが、現実には、神戸の有名菓子店が事業停止し、神戸は人口減少している。

このまま、神戸の不都合な現実から目を背けるのか?それとも、京都や大阪を見習うのかは神戸人次第だ。

当ブログは、神戸の実態をニュートラルに書いている。それは、微力ながら「神戸へのアドバイス」のつもりだ。

テレビでは、「神戸人は毎日ケーキを買って食後に食べる」と放送しているが、そんな神戸人は1%もいない。

テレビのミスリードで間違った神戸のイメージに基づいて、店舗拡大し、それが、神戸企業の事業停止につながっているのではないか?

神戸について、「いい面」だけを過大に放送することは、逆に神戸をだめにしている。

神戸について、「悪い面」も放送するのが、神戸に対しての本当の愛情だ。

 

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京都駅周辺のホテル開発

ホテル名 客室数 開業時期
ダイワロイヤルホテルグランデ京都 272 2018
ホテル京阪京都八条口 234 2018
京都八条口計画 40 2019
ダイワロイネット京都八条東口 179 2019
ザ・サウザンド キョウト 222 2019
変なホテル京都 98 2019
京都ロイヤルツインズ 219 2019
三井がーでんホテル京都駅前 136 2019
アパホテル京都駅東 400 2019
ヴァアイン(八条口) 470 2019
ヴィスキオ京都 423 2019
三交イン京都八条口 136 2019
JA京都ホテル 267 2020
京都七条ホテル計画 472 2020
ホテル京阪 京都駅南 200 2020
合計 3768

京都駅周辺だけでも2020年までに、15軒 3,768室のホテルが開業する。

京都のホテルは2名用のツインルームが多いので平均宿泊人数1.5人で試算すると、京都駅周辺だけで、年間200万人の宿泊人数が増加する。

京都市内全体では、年間500万人~600万人の宿泊客が増加する。

 

現在、京都はホテル不足で、大阪に宿泊し、京都に日帰り観光する観光客が多い。

その結果、大阪のホテルは満室状態となり、大阪にも宿泊できない出張客が神戸のホテルに宿泊している。

つまり、現在の神戸のホテルの建設ラッシュは、神戸への宿泊需要が多いのではなく、京都や大阪の需要が流れている「仮需要」が原因だ。

当然、京都や大阪でホテルが大量開業すると、神戸のホテルに宿泊する人が減少する。

そうなると、今後、神戸のホテルの稼働率が低下する可能性がある。

したがって、神戸は2020年までに、神戸への宿泊需要を創出しなければならないのが、神戸人は「大阪や京都には及ばないが、神戸もホテル建設ラッシュ」で満足しているようだ。

これでは、2020年頃には、神戸のホテルは余剰となり、それがさらなる神戸経済の悪化、人口減少につながる可能性がある。

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