2024年6月(南東から撮影)
旧・三井ガーデンホテル大阪淀屋橋は、2022年12月21日に閉館し、2024年6月現在、解体が完了している。
三井ガーデンホテルチェーンの最初のホテル(当時の施設名は三井ガーデンホテル大阪)として1984年1月21日に開業し、築38年が経過し老朽化のため営業を終了した。
敷地面積は約1,900㎡で、アクセスは大阪メトロ「淀屋橋駅」徒歩5分・大阪メトロ「北浜駅」徒歩5分。
地図
2024年6月(南東から撮影)
敷地はすでにアスファルト舗装されており、当面は駐車場として利用されると予想される。
その後の再開発について考察してみます。
2024年6月(南から撮影)
2024年6月(南から撮影)
労災保険関係成立票の期限2024年6月30日(注文者は三井不動産)
まず、本ホテル敷地は、宝永3年(1706年)に大阪三井両替店が開業した三井グループゆかりの土地で、大正9年に三井合名会社のビル(旧東棉不動産ビル)が建設されていた。
したがって、タワーマンションとして分譲することないと思う。
ちなみに、京都の三井家ゆかりの土地には「HOTEL THE MITSUI KYOTO(161室)」が2020年11月に開業している。
本物件の敷地面積は1,900㎡なので、オフィスビルとして開発すると1フロアの面積は800㎡程度となり三井系の大手企業が入居するには狭く、オフィスビルとして再開発することはないと思う。
消去法で、中高層部は「三井系の高級ホテル(仮・HOTEL THE MITSUI OSAKA)」、低層部は高級ブランド店舗、レストラン、三井系の美術館として開発するのではないか?
容積率は600%だが総合設計により800%まで緩和され、延床面積は15,000㎡になると思う。
高級ホテルならば、客室面積平均50㎡として客室数150室程度になる。
敷地面積がやや狭いので、ホテルのグレードを上げるには階高を高くするしかない。一般的なビジネスホテルの階高は3mだが、本物件はグレードが高く階高は4mになると思う。その場合、地上20階建・高さ80m程度の規模になると思う。
しかし、周辺に高さ100m以上のオフィスビルが建設されると、高級ホテルとしては眺望が悪くなる。
将来的にオフィスビルへのコンバージョンを考慮すると階高を5mとし、地上20階建・高さ100mの規模になるかもしれない。
エリア | 大阪・淀屋橋 |
店舗名 | 旧・三井ガーデンホテル大阪淀屋橋 |
所在地 | 大阪市中央区高麗橋2-5-7 |
客室数 | 278室 |
開業 | 1984年1月21日 |
閉館 | 2022年12月22日 |
アクセス | 大阪メトロ「淀屋橋駅」徒歩5分
大阪メトロ「北浜駅」徒歩5分 |
敷地面積 | 約1,900㎡(東西50m×南北38m)当ブログ推定 |
延床面積 | 10,534.80㎡ |
階数 | 地上15階建・地下2階・塔屋3階 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
設計 | 日本設計 |
建築主(竣工時) | トーメン不動産・三井不動産・エムエフホテルデベロップメント |
容積率 | 600%(当ブログ調べ) |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |