麻布台ヒルズ(出典 森ビル)
森ビルは、東京都港区に高さ日本一となる64階建・高さ330mの超高層ビル「森JPタワー」を中核とする「麻布台ヒルズ」を2023年11月24日に開業した。
約63,900㎡の敷地に合計3棟の超高層ビル(総戸数1,391戸)を建設するもので、総事業費は森ビルとして最大級の約5,800億円となる。
- A街区「森JPタワー」の54階~64階に「アマンレジデンス東京(全91戸)」が入居する。
- B-2街区1階~13階に、アマンの姉妹ブランドのラグジュアリーホテル「ジャヌ東京(120室)」が入居する。
- B-1街区(970戸)とB-2街区(330戸)を含め、総戸数は1,391戸となる。
出典 森ビル
棟名 | 街区 | 高さ | 階数 | 用途 |
森JPタワー | A街区 | 330m | 64階 | 住居(91戸)+事務所 |
西棟 | B-1街区 | 262m | 64階 | 住居(970戸) |
東棟 | B-2街区 | 237m | 54階 | 住居(330戸) |
未確認情報ですが、アマンレジデンス東京の最高価格は200億円、平均価格20億円と言われる。
居住者3,500人(1,391戸)、就業者数は20,000人で、敷地内にインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン・東京(THE BRITISH SCHOOL IN TOKYO)」を誘致し外資系企業のニーズにも対応する。
ジャヌ東京(2024年3月)
エリア | 東京・港区麻布台 |
店舗名 | ジャヌ東京 |
所在地 | 東京都港区麻布台1-2-2 |
客室数 | 122室 |
開業 | 2024年3月 |
アクセス | 神谷町駅より徒歩約10分 六本木駅より車で約5分 |
開業スケジュール
- 2023年8月30日:ブリティッシュ・スクール・イン 東京開校
- 2023年11月6日:慶應義塾大学予防医療センター検査提供開始
- 2023年11月24日:麻布台ヒルズ開業
・麻布台ヒルズギャラリー
・商業施設(約100店舗)
・ヒルズハウス
・Tokyo Venture Capital Hub - 2024年1月(予定):麻布台ヒルズ マーケット開業
- 2024年1月(予定):森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス開館
- 2024年2月~(予定):商業施設(ラグジュアリーブランド10店舗)
- 2024年3月:ジャヌ東京(ホテル)開業
出典 森ビル
麻布台ヒルズ概要
54階~64階部分には「展望デッキ」と「スカイガーデン」が設置されるようだ。
名称 | 麻布台ヒルズ(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業) |
事業者 | 虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合 |
所在地 | 東京都港区虎ノ門5丁目、麻布台1丁目、六本木3丁目 |
区域面積 | 約81,000㎡ |
敷地面積 | 約63,900㎡ |
延床面積 | 約860,400㎡ |
棟数 | 「森JPタワー」「西棟」「東棟」の3棟 |
高さ | 高さ330m・高さ262m・高さ237m(3棟) |
用途 | 住宅(1,391戸)
|
事務所(約213,900㎡)7F~52F | |
店舗(150店) | |
ホテル(120室) | |
インターナショナルスクール(B1~7F) | |
中央広場(6,000㎡) | |
文化施設(9,000㎡) | |
緑地 | 約24,000㎡ |
駐車場 | 1,880台 |
事業費 | 5,800億円 |
組合員 | 285人 |
着工 | 2019年8月5日 |
竣工 | 2023年3月31日 |
地図
アマンレジデンス東京
- 最も高い「メインタワー(64階建)」の54階~64階は、外資系高級ホテル「アマン」がサービスを提供する住宅「アマンレジデンス東京(全91戸)」となる。
- 一部報道では1戸当たり数十億円とも言われている。
ジャヌ東京
- B-2街区の低層階「1階~13階」には、アマンの姉妹ブランドのラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」が入居する。
- 客室数は120室で、標準的な客室面積は約60㎡となる。
- 6つのレストラン、カフェ、バーなどを備える。
なぜ高さ330mなのか?
出典 森ビル
棟名 | 街区 | 高さ | 階数 | 用途 |
森JPタワー | A街区 | 330m | 64階 | 住居(91戸)+事務所 |
西棟 | B-1街区 | 262m | 64階 | 住居(970戸) |
東棟 | B-2街区 | 237m | 54階 | 住居(330戸) |
この再開発ブロジェクトでは1,400戸の住宅が計画されており、六本木ヒルズと比較すると住宅の比率が大きい。
最も高い「森JPタワー(64階建)」の54階~64階も「91戸の住宅(アマンレジデンス東京)」となる。
住宅を高価格で販売するためには眺望が重要で、出来るだけ高いビルにする必要があったと思われる。
近隣に高さ333mの東京タワーがあるため、それを前例として高さ330mまで認められた可能性がある。