中之島五丁目地区土地区画整理事業
大阪市は「中之島5丁目地区地区計画」原案を公表した。
全体を(A地区:約4.1ha)(B地区:約4.8ha)(C地区約:0.7ha)の3地区に分けて開発する。
出典 大阪市
地図
当ブログコメント
当ブログの集計では全体の敷地面積は約9.6haになる。
2022年12月1日に大阪市が認可公告した「中之島五丁目地区土地区画整理事業」では敷地面積約7.7haとなっており、面積が合わない。
以前の図
出典 大阪市
以前の図と比較すると開発地区の北東部分「NTTコミュニケーションズ中之島ビル」や西側の「グランキューブ大阪」「住友病院」まで開発地区に加わっている。
したがって、新規で開発するのは、A地区(4.1ha)がメインとなると予想される。
全体像
中之島五丁目地区土地区画整理事業の総面積は約9.6ha(前回発表では合計7.7ha)なので、仮に容積率1,000%で試算すると、全体の延床面積は96万㎡の規模になる可能性もある。
グランフロン大阪の敷地面積は約7ha(延床面積56万㎡)なので、それに以上の大規模開発になる可能性がある。
完成時期
大阪市の中之島五丁目地区土地区画整理事業は2025年度(2026年3月末)に完了する予定なので、2026年4月以降に着工し、なにわ筋線開業の2031年春頃に完成する可能性がある。
A地区(東側:面積4.1ha)
2023年8月(A地区:東から撮影:正面はリーガロイヤルホテル大阪)
2023年8月(A地区の労災保険関係成立票)
期限は令和8年(2026年)1月31日になっている。
A地区(東側:面積4.1ha)
業務、商業、宿泊、住居、などの複合的な機能
当ブログの予想
オフィス、商業施設、ホテル、マンション、情報・通信機能(NTT系?)などの大規模複合施設となると予想される。
仮に容積率1,200%まで緩和されると、延床面積は約49万㎡となる。
これくらいの規模になると、高さは200m近くになるのではないか?
また、2031年春開業予定のなにわ筋線「中之島駅」に一番近く、地下で直結するのではないか?
なにわ筋線はJR大阪駅(うめきた地下ホーム)に乗り入れるので、JR大阪駅(梅田)からのアクセスも改善される。
B地区(西側:面積4.8ha)
2023年8月(B地区:北東から撮影)
B地区(西側:面積4.8ha)
- リーガロイヤルホテル大阪
- グランキューブ大阪
- 住友病院
C地区(南側:面積0.7ha)
周辺環境に配慮・調和した教育機能の導入
以下は過去記事
出典 大阪市
過去記事
地区名 | 中之島五丁目 |
施行地区の面積 | 約7.7ha(2022年12月の情報) |
土地所有者数 | 26人 |
認可公告日 | 令和4年12月1日 |
換地処分(予定年度) | (令和7年度)2025年度 |
事業期間 | 3年 |
総事業費 | 約17億円 |
2021年東から撮影(正面はリーガロイヤルホテル大阪)
日経新聞によると、関電不動産開発は、2031年開業予定の「なにわ筋線」の新駅「仮・中之島駅」の周辺「中之島5丁目」の再開発に乗り出す。
2022年12月1日に、大阪市は「中之島五丁目地区土地区画整理事業」(敷地面積約7.7ha・地権者26名)の認可公告をしており、関電不動産は所有する「市立扇町高校の跡地を含む約7000㎡の土地」をオフィスや商業施設を備えた複合施設などを建設する検討を始めた。
引用 日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF15CS80V11C22A2000000/