2022年4月(南西から撮影)
2023年3月、大阪・道頓堀の「旧 宗右衛門町モータープール(駐車場)」跡地を、成田ゲートウェイプロジェクト7号(東京)が取得した。敷地は現在、駐車場として使用されている。
引用 建設ニュース
成田ゲートウェイプロジェクト7号は、「みんなの大家さん」を運営する共生バンクグループの不動産投資ファンドであることが判明した。さらに、青空駐車場の東側に位置する廃ビルについても、同グループが取得している。
面積は
- 青空駐車場(西側):2,602㎡
- 廃ビル(東側) :1,192㎡
- 合計 :3,794㎡
参照 日本ビジネス
地図
2022年4月(南から撮影)
西側駐車場
名称 | 宗右衛門町Superjpm(旧 宗右衛門町モータープール) |
所在地 | 大阪市中央区宗右衛門町6-13 |
敷地面積 | 2,550㎡(2,602㎡という情報もある) |
容積率 | 500%(当ブログ調べ) |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
アクセス | 大阪メトロ「なんば駅」から北東へ徒歩5分(350m) |
開業 | 2020年4月 |
東側廃ビル
名称 | 東側廃ビル |
所在地 | 大阪市中央区宗右衛門町6 |
敷地面積 | 1,192㎡ |
容積率 | 500%(当ブログ調べ) |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
アクセス | 大阪メトロ「なんば駅」から北東へ徒歩5分(350m) |
2022年4月(西から撮影)
2022年4月(北西から撮影)
面積は、青空駐車場(西側)2,602㎡と廃ビル(東側)1,192㎡を合わせて、合計3,794㎡となる。
容積率は本来500%だが、総合設計制度を利用すれば1.5倍、かつ「200%増以内」という条件のもとで最大700%まで緩和される可能性がある。この場合、容積対象延床面積は約2.6万㎡、住宅用途と仮定すると約3.4万㎡の規模になると予想される。
さらに、大阪市の市街地住宅総合設計制度が適用されれば、基準容積率の1.75倍、または基準容積率+300%のいずれか小さい方が上限となり、最大で容積率800%まで緩和可能である。この条件下では、延床面積は約4万㎡に達する見込みだ。
仮にタワーマンション400戸を計画し、平均販売価格を1戸あたり1億円と設定すると、総販売額は約400億円となる。そこから販売利益20%(80億円)と建設費200億円を差し引けば、土地代として残るのは120億円程度と試算できる。
しかし、実際には東西両区画の合計購入額は約200億円と推定され、現状では容易に売却できる状況とは言いがたい。とはいえ、もし保有し続けられない事情が生じれば、再開発に向けて土地が動き出す可能性も十分にあるだろう。
近隣の「住友商事心斎橋ビル」の基準地価は2,330万円(1㎡当たり・2020年)になっている。
また、近隣のホテル「ホリディ・イン大阪難波」(敷地面積2,428.47㎡・延床面積11,501.10㎡・12階建・314室)は2016年に約270億円で売買されている。
2021年3月(南西から撮影)
2021年3月(南から撮影)
2021年3月(パノラマ撮影)
2019年9月撮影
2019年9月(西側から撮影)
2019年9月(東側の隣接ビル)
2019年3月撮影