延伸区間
大阪モノレール延伸事業
2020年4月1日、国土交省大臣は大阪モノレール延伸事業の工事施工を認可し、2020年度中にも着工する予定。
総事業費は1,026億円で、2029年度の完成を目指す。
延伸区間は京阪「門真市駅」~近鉄「瓜生堂駅(新設駅・仮称)」間の8.9kmで新規駅は合計で4駅(門真南駅、鴻池新田駅、荒本駅、瓜生堂駅すべて仮称)となる。
大阪モノレールは1990年に開業し、現在は大阪府の主要道路「中央環状線」に沿う形で「大阪空港駅」~「門真市駅」までの「本線」21.2kmが開業している。
1998年には「万博記念公園駅」からの支線「彩都線」が部分開業し、2007年に「彩都西駅」までの6.8kmが延伸開業した。
さらに2029年以降、堺市まで延伸する計画案(工期10年)も浮上している。
大阪モノレール (門真市駅の南)
8.9km延伸計画 概要(門真市駅~近鉄奈良線)
延伸区間の新駅と接続路線
大阪モノレール新駅 | 接続路線「駅名」 |
現在の終点(門真市駅 既存駅) | (京阪本線「門真市駅」) |
門真南駅(仮称 新駅) | 大阪メトロ鶴見緑地線「門真南駅」 |
鴻池新田駅(仮称 新駅) | JR学研都市線「鴻池新田駅」 |
荒本駅(仮称 新駅) | 近鉄けいはんな線「荒本駅」(大阪メトロ中央線) |
瓜生堂駅(仮称 新駅) | 近鉄奈良線「瓜生堂駅(新駅・仮称)」 |
事業費
総事業費 | 1,026億円 | インフラ部分 | 740億円 | 支柱、桁、駅は大阪府が整備 |
インフラ外部 | 286億円 | 車両、信号、通信システム、駅務機器は大阪高速鉄道が担当 |
出典 大阪府
門真南駅(仮称 新駅)
接続駅:大阪メトロ鶴見緑地線「門真南駅」
出典 大阪府
鴻池新田駅(仮称 新駅)
接続駅:JR学研都市線「鴻池新田駅」

荒本駅(仮称 新駅)
接続駅:近鉄けいはんな線「荒本駅」(大阪メトロ中央線)

出典 大阪府
瓜生堂駅(仮称 新駅)
接続駅:近鉄奈良線の新駅「瓜生堂駅(仮称)」を建設
出典 大阪府
堺市までの延伸案
大阪モノレール延伸計画(出典 堺市)
2017年6月8日、「堺市、八尾市、松原市」3市は大阪府に対して「大阪モノレールを堺方面まで延伸する要望書」を提出した。
- 近鉄奈良線と接続する「瓜生堂駅(仮称)」から、南海堺駅まで約22km延伸する計画
- 費用は約2,000億円
- 2029年のモノレール延伸後、さらに10年以上かかると思われる
- これが完成すれば、大阪モノレールの総延長は大阪空港から堺市までの約50kmとなる