東急ハンズ三宮店(2019年筆者撮影)
信和不動産(大阪)は、2020年12月31日に閉店した「東急ハンズ三宮店が入居していた商業ビル(エムワンスクウェア)」を2021年9月28日に取得した。
信和不動産の担当者は「まずテナントを誘致したい。それが難しければ、他の用途を検討していく」と話している。
引用 神戸新聞 https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/202110/0014736160.shtml
当ブログの予想ですが、建替える場合、神戸の都心(約292ha)は住宅を建設する場合、容積率が400%に制限されるのでマンションの可能性は低い。
地区 | 面積 | 規制内容 |
JR三ノ宮駅の南 | 22.6ha | 住宅建設を禁止 |
新神戸~JR神戸駅 | 292ha | 住宅の容積率を400%以下に制限 |
合計 | 314.6ha |
したがって、残る選択肢は「ホテル」「オフィスビル」「商業ビル」だが、収益性が一番高い「ホテル」を軸に開発するのではないか?
当ブログ調べによると敷地面積は1,600㎡で容積率は600%と500%の区画に分かれ平均550%と思われる。したがって、延床面積は8,800㎡程度と予想される。
信和不動産が開発した「フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波」(Fairfield by Marriott )
- 所在地 大阪市浪速区元町2-3-25
- 敷地面積 1,669.33㎡
- 延床面積 11,015.50㎡
- 客室数 300室
- 階数 地上14階
- 建築主 信和不動産・プレサンスコーポレーション
- 設計 IAO竹田設計
- 施工 信和建設
- 着工 2019年1月
- 開業 2020年6月
信和不動産が開発した「モクシー京都二条」(マリオット系)
- 所在地 京都市中京区西ノ京南聖町9番他
- 敷地面積 1,237.49㎡
- 延床面積 5,832.55㎡
- 客室数 158室(住戸1戸)
- 階数 地上8階・地下1階
- 建築主 信和不動産
- 設計 IAO竹田設計
- 施工 信和建設
- 着工 2019年7月
- 開業 2021年7月
旧「東急ハンズ三宮店」概要
施設名 | 東急ハンズ三宮店(エムワンスクウェア) |
所在地 | 神戸市中央区下山手通2-10-1 |
敷地面積 | 約1,600㎡(当ブログ試算) |
延床面積 | 10,730㎡ |
容積率 | 600%と500%の区画に分かれる(当ブログ調べ) |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
店舗面積 | 5,777㎡ |
階数 | 地上6階・地下2階 |
営業時間 | 10:00~20:00(当面) |
開業 | 1988年3月 |
閉店 | 2020年12月31日 |
地図
東急ハンズ全体の売上高は966億円、営業利益2億円(2020年3月期)と新型コロナウイルス感染拡大にもかかわらず、黒字を確保しており業績は好調と言える。
新規出店
- 2019年6月「東急ハンズ浦添海岸店」(沖縄県)開業
- 2019年9月「東急ハンズ浜松店」(静岡県)開業
- 2019年11月「東急ハンズ渋谷スクランブルスクエア店」(東京都)開業
- 2020年2月「東急ハンズグレート・ワールド店」(シンガポール6店舗目)開業
- 2020年11月「東急ハンズ宮崎店」(宮崎県)開業
- 沖縄県の人口は145万人と神戸市よりも少ないが、東急ハンズの店舗が3店舗もある。直営店とフランチャイズという違いがあるが、はやり人口が増加しており、訪日外国人と国内観光客の合計で約1,000万人の観光客がいるため、新規出店したのだと思う。
- 神戸市は人口が減少しており、訪日観光客も神戸をスルーしている。そのためグローバルに展開する店舗は今後も神戸から撤退するのではないか?
2021年4月、神戸三宮阪急ビル(29階建)にホテル「レムプラス神戸三宮(209室)」が開業した。
したがって、差別化を図る意味でライフスタイルホテル「モクシー神戸三宮(仮称)200室」が有力と思われる。
最も早い場合、2022年解体、2023年着工、2025年開業というスケジュールではないか?