2017年8月現在、大阪・梅田地区のオフィス空室率は2.73%となり、オフィスが不足する事態となった。
また、大阪ビジネス地区全体の空室率も3.96%と2000年代で最も低くなった。
大阪でオフィスが不足した2つの理由
- 2013年にグランフロント大阪が開業し、15万平米のオフィスが大量供給されたことにより、供給過剰懸念から、新規のオフィスビル建設が減少した。ちなみに2017年8月現在、グランフロント大阪の稼働率は95%。
- 2010年以降、訪日外国人が増加し、ホテル不足になったことから、オフィスビル建設より、ホテルを建設する傾向が強くなった。また、既存オフィスビルからホテルへリノベーションする事例も多かった。
今後の大阪梅田地区の大規模開発
阪神百貨店建替えプロジェクト
- 梅田1丁目1番地計画
- 延床面積 260,000平米
- オフィス面積 143,000平米
- カンファレンス 4,000平米
- 百貨店ゾーン 100,000平米
- 高さ 190m、地上38階、地下3階
- 竣工予定 2022年(百貨店は2018年部分開業)
大阪中央郵便局建替えプロジェクト
- 梅田3丁目計画
- 延床面積 217,000平米
- オフィス面積 135,500平米
- 商業施設面積 48,000平米
- 劇場面積 10,000平米
- 高さ 187m、地上40階、地下3階
- 建設予定 2015年着工・2019年竣工の予定だったが、さらに延期