神戸市は中央区役所と文化施設(勤労会館、生田文化会館、葺合文化センターの一部)を旧市役所3号館跡に移転し、神戸市中央区庁舎・中央区文化センターとして2022年7月19日に供用を開始した。
建物の規模は、地上12階建、延床面積約19,300㎡。
出典 神戸市
神戸市中央区庁舎・ 中央区文化センター物件概要
2022年6月撮影
施設名 | 神戸市中央区庁舎・ 中央区文化センター |
所在地 | 神戸市中央区東町114、115番地(神戸市役所3号館跡地) |
敷地面積 | 約3,600㎡ |
建築面積 | 約1,800㎡ |
延床面積 | 約19,300㎡(うち区役所 約12,400㎡、文化施設約4,900㎡、駐車場等約2,000㎡) |
階数 | 地上12階・地下1階 |
構造 | 鉄骨造 |
事業費 | 約108億円(うち建設工事費等約98億円、3号館解体工事費約6.7億円、設計・工事監理費等約3.3億円) |
発注機関 | 神戸市 |
設計 | 神戸市 |
施工 | 大林組・神鋼興産建設JV |
着工 | 2020年夏 |
竣工 | 2022年度前半 |
供用開始 | 2022年7月19日 |
出典 神戸市
2022年6月撮影
中高層部は、外部吹抜と重層したデッキにより、日射負荷の軽減と内部からの眺望を両立させた、水平性を強調した落ち着きのあるデザインにし、向かい側の市役所1号館との色彩的な調和にも配慮している。
2022年6月撮影
神戸市は、「(仮称)新中央区総合庁舎建設工事設計業務」の公募型簡易プロポーザルを実施し、日本設計関西支社(大阪市中央区)を特定した。
出典 神戸市(正式決定前のイメージ図)
フロア構成 | 用途 | 機能 |
12階 | 設備機械室、倉庫 | |
11階 | 特別会議室、会議室 | 文化センター |
10階 | 文化センター受付、会議室、青少年コーナー、ラウンジ | |
9階 | あじさい講座受付、美術室、服飾室、クッキングルーム、 | |
陶工芸室、スタジオ、音楽室 | ||
8階 | 会議室 | 区役所 |
7階 | 中央市税の窓口、マイナンバーカード臨時窓口 | |
東部衛生監視事務所 | ||
6階 | まちづくり課、地域活動支援コーナー | |
5階 | 保健福祉課(こども・高齢者等)、 中央保健センター、中央区社会福祉協議会 |
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4階 | 市民課、保険年金医療課、 外国人相談窓口、おくやみコーナー |
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3階 | 保健福祉課(障がい者福祉等)、健康教育室、 おやこふらっとひろば |
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2階 | 生活支援課、ワークサポートちゅうおう | |
1階 | 区役所総合案内(夜間休日受付) 多目的ルーム |
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B1階 | 駐車場 |
2022年6月撮影
建物低層部は、歩道と一体となった歩廊状のオープンスペースや1階ロビーの様子が見渡せるガラス張りの大開口、石貼り風の外壁仕上げなどにより、旧居留地の街並みに調和する開放的なデザイン。
2022年6月撮影
建物前面の歩道の幅はかなり広い。目視で10m程度と思われる。
2022年6月撮影
デッキの軒裏には木材を使用し、低層部の軒先や屋上では緑化を行うなど、都心のオフィス街で自然の潤いや温かみを感じられるデザインとする。
引用 神戸市 https://www.city.kobe.lg.jp/a84453/120218601764.html
この神戸市中央区総合庁舎が2022年度に完成した後、神戸三宮バスターミナルビル・ツインタワー1期ビルの工事に着工する予定。