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関西エアポート業績過去最高を更新「売上高 2,713億円、当期純利益 402億円」成田空港と比較(2026年3月期)

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関西空港(筆者撮影)

2026年6月12日、関西空港、伊丹空港、神戸空港を運営する関西エアポートが2026年3月期の連結決算を発表しました。

営業収益(売上高)は2,713億円、当期純利益は402億円の黒字となり、いずれも過去最高を更新しました。

前期(2025年3月期)は営業収益2,454億円、当期純利益368億円だったため、売上高は約259億円増加、純利益は約34億円増加したことになります。

 

旅客数は5,401万人に

2026年3月期の旅客数は、関西空港、伊丹空港、神戸空港の3空港合計で5,401万人となりました。

前期の5,086万人から315万人増加し、過去最高水準を記録しています。

特に関西空港は国際線需要の拡大が続いており、関西地方の玄関口としての存在感をさらに高めています。

一方、伊丹空港は国内線需要を支え、神戸空港も発着枠拡大や国際チャーター便の増加により利用者数を伸ばしました。

 

関西エアポート決算
2025年4月~2026年3月 2024年4月~2025年3月
営業収益(売上高) 2,713 億円 2,454 億円
営業損益 696 億円 646 億円
経常損益 589 億円 540 億円
当期純損益 402 億円 368 億円

 

関西3空港の航空旅客数
2025年4月~2026年3月 2024年4月~2025年3月
関西空港 3,355万人
国際線(2,709万人)
国内線(646万人)
3,179万人
国際線(2,507万人)
国内線(672万人)
伊丹空港 1,629万人 1,545万人
神戸空港 417万人
国際線(53万人)
国内線(364万人)
361万人
合計 5,401万人
国際線(2,762万人)
国内線(2,639万人)
5,086万人
国際線(2,507万人)
国内線(2,578万人)

 

関西3空港の発着回数
2025年4月~2026年3月 2024年4月~2025年3月
関西空港 20.7万回 19.9万回
伊丹空港 13.8万回 13.7万回
神戸空港 3.7万回 3.3万回
合計 38.1万回 36.9万回

 

成田空港との比較(2025年3月期)
関西エアポート(決算は3空港合計)(2025年4月~2026年3月) 成田国際空港株式会社(NAA)
(2025年4月~2026年3月)
営業収益(売上高) 2,713億円 2,794億円
営業損益 696億円 425億円
経常損益 589億円 397億円
当期純損益 402億円 270億円
年間利用者数 3,355万人(関空のみ)
国際線(2,709万人)
国内線(646万人)
4,258万人
国際線(3,539万人)
国内線(719万人)
年間発着回数 20.7万回(関空のみ) 25.4万回

関西エアポートの営業収益(売上高)は2,713億円となり、成田空港の2,794億円にはわずかに届きませんでした。一方で、営業損益、経常損益、当期純損益の各利益項目では関西エアポートが成田空港を上回り、収益性の高さを示す結果となりました。

2025年5月、成田空港では3本目となるC滑走路(3,500m)の新設と、B滑走路の延伸(2,500m→3,500m)工事に着工しました。当初は2029年3月の完成を予定していましたが、現在は1年以上遅れる見通しとなっています。

総事業費は約6,700億円で、完成後は年間発着枠が現在の30万回から50万回へと大幅に増加する計画です。

一方で、政府は関西空港2期島における本格的な旅客ターミナル整備(事業費1,000億~2,000億円規模)には消極的な姿勢を示しています。

関西空港は、運営会社である 関西エアポート の業績を見る限り、成田空港を上回る収益力を持っています。また、アジア各国からのアクセス面でも優位性があり、インバウンド需要の拡大余地は依然として大きいと考えられます。

日本全体の経済成長を目指すのであれば、成田空港の機能強化だけでなく、関西空港2期島の本格開発やターミナル整備にも積極的に投資し、首都圏と関西圏の両方で国際航空需要を取り込む戦略が重要ではないでしょうか。

特に大阪・関西エリアは、2025年の 2025年日本国際博覧会 を契機に国際的な認知度が高まっており、今後も訪日外国人旅行者の増加が期待されています。関西空港の受入能力を強化することは、関西経済だけでなく、日本全体の観光・交流人口の拡大にもつながると考えられます。

 

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