新規エアライン「ジェイ・キャス」(東京)は2024年秋の就航を目指し準備をしている。
就航予定路線
- 関西空港=富山空港(富山市)
- 関西空港=能登空港(石川県輪島市)
- 関西空港=米子空港(鳥取県境港市)
- 関西空港=石見空港(島根県益田市)
- 就航時期:2024年秋から順次
当初の目標は2021年だったが新型コロナ感染症拡大の影響で計画を延期し、訪日外国人観光客の増加が見込まれる2025年の大阪・関西万博前に変更した。
- 使用機材は、フランスの航空機メーカーATR社製の小型プロペラ機「ATR72-600」
- 2機をリースする
- 座席数は70座席~80座席となる予定
- 飛行時間は1時間~1時間半
- 運賃はJR特急料金並みとする
- パイロットや客室乗務員、整備士などを約100人体制でスタートする
参照 中日新聞 https://www.chunichi.co.jp/article/512062
ジェイ・キャス社就航計画(当ブログまとめ)
路線 | 開設予定年 | 便数 | 所要時間(予想) | 運賃(予想) |
富山空港=関西空港 | 2024年秋 | 1日3往復 | 1時間20分 | 1万円~1万2000円 |
能登空港=関西空港 | 2024年 | 1日1往復 | 1時間30分 | |
関西空港=米子空港 | 2024年 | 1日2往復 | 1時間 | |
関西空港=石見空港 | 2024年 | 1日1~2往復 | 1時間30分 | |
富山空港=中部空港 | 2025年以降 |
- 2024年は、4路線、1日7~8往復となる予定
ジェイ・キャス社 概要
会社名 | ジェイ・キャス株式会社 |
英語表記 | J.CAS Japan Commuter Air Service |
所在地 | 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング1階 |
資本金 | 2000万円 |
設立 | 2018年10月23日 |
社長 | 白根 清司(70歳 広島県出身 九州大学卒業 JAL入社) |
ATR72-600(JAL)諸元
メーカー | Avions De Transport Regional G.I.E(ATR) |
型式 | ATR72-600(JAL) |
全長 | 27.2m |
全幅 | 27.1m |
全高 | 7.7m |
巡行速度 | 510km/h |
航続距離 | 1,528km |
最大離陸重量 | 22.8t |
エンジン型式名 | プラット&ホイットニーカナダ PW127M |
エンジン推力 | 2,475 SHP×2(JAL) |
座席数 | 70座席 |
コメント
プロペラ機(ターボプロップ機)であるが、関空=富山の距離は約400kmなのでジェット機と比較しても所要時間はあまり変わらず1時間20分程度と予想される。
関空にはLCCが多数就航しているが、機材はB737型機やA320型機で座席数は180座席と多い。
しかし、「ジェイ・キャス社」はジェット機よりも運航コストが安いプロペラ機を使用し、飛行時間1時間~1時間半の短距離路線に就航する計画。