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神戸のインバウンド戦略「自然観光のバブを目指せ」(不人気な観光都市からの脱却)

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観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、令和5年(2023年)に観光やレジャー目的で日本を訪問した外国人のうち、大阪府を訪れた人は43・5%、京都府は33・7%なのに対し、兵庫県は6・3%にとどまる。

引用 産経新聞

神戸市の旧居留地・北野坂・中華街「南京町」は有名だが、洋風建築や中華風の街は訪日外国人には人気がない。

2025年春の神戸空港に国際チャーター便が就航し、2030年には国際定期便を就航するが、国際線を維持するためには、インバウンド客を神戸に誘引することが必要だ。

しかし、大阪や京都と「都市・文化観光」で競っても勝てない。

また、2024年6月に「神戸須磨シーワールド」が開園し、国内の観光客に人気になっているが、欧米の富裕層は「シャチ」を水族館で飼育することに否定的なので、インバウンド戦略としては不十分と言える。

 

神戸は「自然観光」のハブを目指すべき

イバウンド客には東京・京都・大阪の「都市・文化観光」が人気となっているが、一方で日本の田舎(地方都市)の「自然観光」も人気になっている。

繰り返しになるが、神戸は「都市・文化観光」では京都や大阪には勝てない。

しかし、神戸市内には「自然観光」があまりない。

では神戸はどうすればいいのか?

ベネッセハウス直島(ガーデン)筆者撮影

ベネッセハウス直島(オーバル)筆者撮影

フランス人を中心に香川県のアートの島「直島」が人気になっている。

実際、香港エクスプレス航空は「高松空港ー香港空港」路線を週5往復していたが、搭乗率が8割を超え好調なことから、週7往復に増便した。

これで、高松空港の国際線は、チャーター便を含めて週33往復となった。

しかし、高松空港から直島に行く場合、高松駅(フェリー乗り場)までバスで45分かかる。

一方、神戸空港駅からポートライナー13分で「ポートターミナル駅」に行ける。

もし、「ポートタウン駅」から瀬戸内海クルーズ船を毎日運航すれば、高松空港の国際線客は神戸空港を利用するようになるのではないか?

または、神戸空港=瀬戸内海クルーズ=高松空港という周遊ルートを確立できるのではないか?

インバウンド客にとっても高松空港で発着するより、時間も効率的に使えて、観光スポットも多く回れる。

そうすると、香港=神戸空港の国際チャーター便就航の可能性もでてくる。

神戸市内を素通りされる懸念はあるが、神戸空港の飛行機の出発時間までの数時間を神戸市内で観光してもらうという提案もできる。

まずは、神戸空港に国際線を誘致すること第一目標とすべきではないか?

 

瀬戸内海クルーズは未開発
関西圏と九州を結ぶフェリーが多く就航しているが、夜に関西を出発し、翌朝に九州に到着するスケジュールがほとんで、昼間の「瀬戸内海クルーズ」の定期船はほとんどない。
神戸から、昼間の「瀬戸内海クルーズ」の定期船を運航すれば人気になると思う。
関西空港から大阪南港までは高速道路しかなく、神戸のように新交通(または鉄道)1本でアクセスできない。
もっとも、関西空港の港から直接、瀬戸内海クルーズ船を運航することもできる。
したがって、神戸市は早急に「昼間の瀬戸内海クルーズの定期船」を誘致して、観光ルートを構築すべきだと思う。
当ブログ提案「2025年春」バスによるモニターツアーを実施すべき
神戸空港は2025年春に国際チャーター便が就航するので、時間的に「瀬戸内海クルーズ」は間に合わない。
そこで、香港=神戸空港=バスによる周遊観光(淡路島・鳴門など)=高松市=高松空港=香港空港というモニターツアーを実施してはどうか?
注意すべき点は、神戸市内の観光スポットは1か所にすべきだ。神戸市がモニターツアーを実施する場合、神戸市内の観光スポットを多数盛り込むかもしれない。
しかし、神戸空港=香港線就航が第一目的なので、観光客目線でモニターツアーを計画すべきだ。
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