
当ブログでは、2026年の日経平均株価を3万8000円~6万2000円のレンジで予想しています。
2025年10月に高市政権が成立したことで、株式市場には政策期待が一気に高まり、日経平均株価は4万5000円台から5万2000円台へと急騰しました。
もっとも、この上昇局面は期待感が先行した側面も否めません。
当ブログでは、現在の日経平均株価の理論的な評価水準は4万8000円が妥当だと考えています。
2025年の日経平均株価の1株当たり利益(EPS)は2,596円です。
2026年の企業収益が前年比10%増と仮定すると、EPSは2,856円となります。
このEPSをもとに、PER(株価収益率)別に日経平均株価を試算します。
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PER15倍:42,840円
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PER16倍:45,696円
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PER17倍:48,552円
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PER18倍:51,408円
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PER19倍:54,264円
日本株市場では、PER15倍前後が長期的な適正水準とされてきました。
この考え方に基づけば、日経平均株価5万円台は割高圏にあると当ブログは判断しています。
2026年12月には、日経平均が6万円に到達するシナリオも十分に考えられます。
しかし当ブログでは、2026年1月~3月は株価が下落する可能性が高いと見ています。
理由は、足元の株価水準が割高であることから、含み益を確定させる売り(いわゆる益出し)が出やすい局面になると考えられるためです。
一方、2026年4月以降については、
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衆議院解散・総選挙の観測
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高市政権の高い支持率
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自民党の圧勝シナリオ
といった材料が意識され、再び株価が上昇基調に転じる可能性があると当ブログは見ています。
当ブログでは、AIバブルが全面的に崩壊する可能性は低いと考えています。
ただし、
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AI関連企業の決算内容が市場予想を下回る
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個別企業に対する失望売りが連鎖する
といった局面では、短期的に大きな下落が起きる可能性は十分にあります。
日経平均株価の適正水準を4万8000円と考えた場合、そこから20%程度下落するシナリオも想定しておく必要があります。
その場合、日経平均株価は3万8400円前後まで下落する計算になります。
2027年も企業収益は**+10%成長**が予想されています。
そのため、2026年12月には2027年の業績を先取りして織り込む動きが強まると当ブログは見ています。
2027年の日経平均株価の1株当たり利益(EPS)は3,427円と想定し、PER別に株価水準を試算します。
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PER15倍:51,405円
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PER16倍:54,832円
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PER17倍:58,259円
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PER18倍:61,686円
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PER19倍:65,113円
これらを踏まえると、2026年12月にはPER18倍水準となる6万2000円に到達する可能性は十分にあると当ブログは考えています。
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